「LOVEストーリーであり家族ドラマでもある感動の映画」糸 isshanさんの映画レビュー(感想・評価)
LOVEストーリーであり家族ドラマでもある感動の映画
本日見ました。幼なじみだった少年少女の甘い純粋な恋から始まりますが、そこから小松菜奈演じる葵が養父による虐待を受けているのを知り、漣は助けようと必死に守るがその甘い初恋は終わり、二人は引き離されてしまう。8年後友人の結婚式再会するが、お互い変わってしまった現実を知り過ぎた時間は取り戻せなかった。それから10年後、平成最後となる年に再び運命の糸が二人を再会させる。児童虐待の社会も背景に描写され、甘く切なく、後半30分くらいは涙無しには見られなく、ラストはやっぱりかという内容でしたが、それがまたシンプルに良かった。北海道の広大な自然も楽しめて、二人の演技にも注目したい。個人的には小松菜奈が可愛かったなと。榮倉奈々や成田凌、山本美月、二階堂ふみ等のキャストもこの映画の魅力をあげてくれている。
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Nobabaさんのコメント
2020年8月29日
この糸という作品とは離れますが…
あなたのレビューを見て、ふと思い出しました。
ある小説で、ウルフという会社を経営していた父親が、息子に後を継がせようと家庭教師や塾、ギター やテニス等の習い事、さらにはアメリカ留学までさせました。アメリカでは親の目が届かないをいいことに、遊び暮れていました。
親の期待虚しく、この息子はとんでもなく出来が悪く、ことごとく、お金をドフに捨ててしまう結果となりました。
息子への期待は皆無となった父親は早期に会社をたたんで、サラリーマンに転身したという切ない話でした。
とても映画化にはできない小説だと思います。