「平織りでも綾織りでもなく、パッチワークでしたか」糸 ゆり。さんの映画レビュー(感想・評価)
平織りでも綾織りでもなく、パッチワークでしたか
中島みゆきの「糸」が織りなすのは、どんな布でしょうか。私のイメージでは、曲の素朴で温かい味わいから、ざっくりした木綿のハンカチーフ(太田裕美じゃないけど)やシャツ生地とか、シンプルなデニム生地です。でも本作は織るというより色んな生地を縫い合わせちゃってます。パッチワークを美しく仕上げるには、センスが必要です。
確かに、歌詞には沿っていますが、曲のイメージとは違うかな。演技はどなたも素晴らしかったですけど。
うまくない脚本と、ダサい演出と、雑な音楽にシラケてしまいました。また人物の正面のアップが多すぎて単調な気がしました。
幾つか実例を挙げます。
・香と漣が呑んでいる場面。香が昔の恋愛を愚痴ると、漣がいきなり強い声で「しっかりしろ、香!」(って君が言う?)
・子ども食堂での倍賞美津子さんの言動は意味不明でした。
・母親が普段から”ギューッと”していれば子供が真似するのは自然で微笑ましいです。でも、母親があんな小さい娘に、わざわざ「泣いている人が居たら抱きしめてあげる人になりなさい」と言わないでしょう。今のご時世、女の子が見知らぬ他人に抱きついたりしたら何をされるかわかりません。その時母親は娘を守ってやれないんです!…もちろん葵を抱きしめたあのシーンは良かったですよ。
・「チーズ国際コンクール」?コンテスト?もっといい名前はないのかな。
・平成に絡める必要性を感じませんでした。やるなら3夜連続ドラマの方が向いていたかも。震災の当日は電話が全然通じなかったから、岩手の妻の安否はすぐには分からなかったのではないでしょうか。
ゆり。さん TENETへの共感をありがとうございますm(__)m ゆり。さんはご覧になったんですか?なかなか難しいですが、凄い映画です!魅力的な俳優さんも居て楽しかったです!
コメントありがとうございます。「お前だよ!」って言いたくなりますよね(笑)他にも幾つかリアクションが不自然だなあと思う所がありました。でも俳優さんのせいじゃないですよね。「青くて痛くて脆い」私も観に行くつもりです。
お久しぶりです。私のレビューに共感ありがとうございますm(__)m。やはり…釈然としない作品でしたね。
2時間に収まる話てはなかったですね。私も漣が、香に「しっかりしろ、香!」の場面で いつこの二人は下の名前で呼ぶ仲になったんだろう?!ってびっくりしたし、しっかりするのはお前の方だよ!って思いました(笑)
この映画は4ヶ月遅れでも 全国で普通に公開されてます。が、「青くて痛くて脆い」は何故か途中から公開劇場が、半分くらい減ってしまいました😱なので明日は車で一時間半くらいかかる映画館に行ってきます😓