「究極のラブストーリーって程ではない」糸 よっしーなさんの映画レビュー(感想・評価)
究極のラブストーリーって程ではない
菅田将暉さんは大好きな俳優さんで、中島みゆきの名曲「糸」がモチーフという映画なので、自分勝手に期待度を上げ過ぎたのか?ラブストーリーなのに、好きになる心情が深く描かれていないので、胸がキューンってなるような切なさとか、嬉しさとか、そういう気持ちが伝わらず、恋愛物語的には普通と感じた。大人になってからはサラーっと進むので、平成時代をいろんな困難を乗り越えて過ごした感がないので、再会しても嬉しさがいまいち伝わらない。出会いの中学生時代はしっかり描かれていてよかったな。「糸」というタイトルから、なんとなく結末がわかっていて鑑賞するので、もう少し葵と蓮が大人になった時にも、お互い好き同士であることがわかるような場面が欲しい。どんな生活を送っていても、結局運命の人とは数十年何もなくても結ばれるということが言いたいのかな?斎藤工さん演じる水島社長の葵に対する気持ちだけが、すごくラブストーリーっぽく感じ、そちらのストーリーがメインでもよかったかな。食堂の場面もベタな感じだけれど、演技が上手いからか、よかったな。すべて役者さんの演技が上手だったという印象。菅田将暉さんの演技はとても上手ですが、お父さんになってからのビジュアルは、もう少し父親っぽくした方がいいのではないかなぁ。小松菜奈さんは魅力的でした。
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