「一生懸命、生きる」糸 t.kokubunさんの映画レビュー(感想・評価)
一生懸命、生きる
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エンディングロールでじんわり泣ける、
そんな映画でした。
幼い頃辛い思いをしていた葵も、現実を受け入れ
ながらその時々を必死に生きていた。香もまた、
娘を産むことを決意して運命に争いながらも
必死に生きていた。娘に「偉くなんかならなくて
いい。泣いている人を抱きしめられる人になりなさい」
と諭し(今でも泣けてくる)、蓮に跡を託し
自分のやるべき事を全うしていた。
登場人物それぞれが、一生懸命に生きてきた
結果として運命の糸によって巡り合う様子を、
中島みゆきの歌に合わせて展開されます。
奇しくも今日は、妻とちょうど30年前に
初デートした記念日。この日も二人で映画を
観たわよ、と妻の一言で糸を鑑賞しました。
改めて、普通に生活できている事の幸せを
噛み締みました。
良い映画でした。
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