「平成を二時間で描くのは無謀と分かっていつつ、 平和な振りしてロクな...」糸 heyさんの映画レビュー(感想・評価)
平成を二時間で描くのは無謀と分かっていつつ、 平和な振りしてロクな...
平成を二時間で描くのは無謀と分かっていつつ、
平和な振りしてロクなことが起こらなかった、
それは上の世代の、どこか他人事な話が実感であるが
そうなんだけれども上に振り回された、
軽薄と妥協にこそ真実があると信じた
常に間に合わなかった男と常に置いてけぼりをくらった女の
壮大な叙事詩に並走するどこにでもある小さな愛を描いた作品。
だからこそ大きな物語である船は平行線で傍らを通り過ぎ、
彼らが垂直に空を見上げる時に希望生まれ、
それを平凡な花火がそれを祝福する。
決定的なショットの的確さと、動きがこの映画の評価を左右して欲しい。
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