劇場公開日 2020年8月21日

「様々な糸で織りなされている布のような作品」糸 山田晶子さんの映画レビュー(感想・評価)

3.6300
31%
41%
17%
6%
5%
採点

採点する

採点するにはログインが必要です。

新規会員登録

4.0様々な糸で織りなされている布のような作品

2020年8月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:試写会

中島みゆきのヒット曲「糸」と言えば、「縦の糸はあなた 横の糸はわたし 織りなす布は いつか誰かを 暖めうるかもしれない」という歌詞が真っ先に出てくる。となると、2人が織りなす布(物語)を連想する。
本作では、織りなす布(物語)が主人公の「2人」だけでは成立しないところに意外性がある。糸と比喩される人は何人も存在し、縦の糸が誰で、横の糸が誰なのかという判断は、本作を見る者に任せる形になっているが、想像以上に後味が良い。
劇中では、中島みゆき「ファイト!」が度々出てきて、皆んなが励まし合う人間らしいドラマになっている。
番宣でも噂の菅田将暉と小松菜奈は、平成元年生まれの高橋漣と園田葵を演じており、2人の出会いのシーンは特に印象的で、その後、再会するたびに見る者にとっては心が揺らいでいく。
本作は、平成から令和まで「短いようで長い」スパンで描かれているところも見所で、時間の流れで変わる現実を実感し、終盤で初めて「縦糸と横糸で織りなされた布(物語)」に感動させられる。
葵の前向きである強さと女性らしい引きのシーンを演じた小松菜奈は、少し今までの役柄とは違う分、賞を狙える女優の1人だと感じた。

コメントする (コメント数 2 件)
共感した! (共感した人 32 件)
山田晶子
山田晶子さんのコメント
2020年8月24日

西尾八千代 さま

コメント(修正)、ありがとうございます!
私は、中島みゆきさんの大ファンなのに、大事なところを間違ってしまい、お恥ずかしい限りです。
修正いたします。

とても感謝しております!
今後ともよろしくお願いします。

山田晶子
西尾八千代さんのコメント
2020年8月24日

縦の糸はあなた,横の糸はわたしかと思います。多分中島みゆきさんはこだわって書いたと思うので。僭越ながら。

西尾八千代
「糸」のレビューを書く 「糸」のレビュー一覧へ(全300件)
「糸」の作品トップへ