劇場公開日 2020年1月11日

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「かんじんの音楽が・・・」音楽 Imperatorさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5かんじんの音楽が・・・

2020年1月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

「ロトスコープ」という手間のかかる実写トレース法で作られたようだが、自分には効果があまり感じられなかった。
楽器を弾く姿の“シルエット”が、リアルだった程度だろうか。

“リズムセクション”だけなので、ラストが予想できるところはあるが、「研二」の意外な才能もあって、ストーリーはそれなりに楽しい。
「大場」役の竹中直人の声は良かった。

ただ、かんじんの“音楽”が、平凡なハードロック系のインストゥルメンタルにすぎず、ピンとこなかった。
リコーダーのソロの方が、どこか民俗音楽的で、よっぽど良い。
展開的に、ボーカルを入れることもできたはずなので、そこもガッカリ。
もっと、“音楽”でビシッとキメて欲しかった。そこが一番大事だったと思うのだが。
それとも、これが今の日本の音楽のレベルなのか・・・。

Imperator