「日常」架空OL日記 ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)
日常
僕は、女性が制服に着替える会社で働いたことがない。
女性の総合職とか一般職などの区別はない会社で、新卒で初めて配属された部署のヘッドは女性だった。
先輩も女性が多く、男性の先輩の方が仕事の出来は…申し訳ないが良くなかった。
まあ、一基とかJとか言われそうな感じだった。
それで、ロッカールームでどんな話が展開されるのだろうかとか、話題便乗で映画を覗きに行ってみた。
まあ、笑っちゃうし、でも、くだらないし、どこにでもありそうな平和な日常がそこにはあった。
ただ、何故、何かひとつ文句を見つけないとダメなのだろう。
これは、女性に限らず、結構、日本人には多い気もする。
冒頭の旅行の話だってそうだ。
訪れたことがない場所がきっと良いところだと言うと、行ったことも無いくせにと言い、訪れた結果、良いところだと言うと、自慢してると言い、自分たちだって、新しいレストランなんかをネットで見て、「あー、ここ行きたかったのー」とか頻繁に言ってるじゃないか。
同じじゃないか。
でも、こんなことを女性に特有の話だと口にしようものなら、睨まれるのがオチだ。
ロッカールームで、きっと悪口を言われる。
あと、なぜ女性は友人の結婚式でビービー泣くのだろうか。
自分の部下の女性の結婚式で主賓スピーチを頼まれて、家族とのエピソードとか交えて話してる時に、ビービー泣き出す女性の友人がいて、スピーチしながら、もらい泣きしそうになって大変だったことも思い出した。
本当に理解不能だ。
それに、職場のことや同僚の悩みや。批判や、文句をあれこれ言うから、良く聞いて、あれこれアドバイスをすると、女性にアドバイスは余計だ、黙って聞いとけ言う。
僕にしたら、これもいつもある文句のひとつだ。
これは、用意周到な女性のトラップに違いないと思う。
誰かに、とにかく文句を言いたいに違いないのだ。
そして、こんな分析をすると、あなたは女性のことを全然分かってないと更に文句を言う。
きっと、これもシナリオのうちのひとつに違いないのだ。
現代社会で、こんなことを言うのは実は憚られるが、やっぱり女性と男性の脳の構造は異なると思う。
ところで、映画を観てる最中に思い出した。
メガバンクが合併して、デカそうな名称になるずっと前、つまり、都市銀行と呼ばれてた時代に、僕は、とある都銀の某都内支店の女性行員と付き合ってたことがあった。
ロッカールームの話を間接的に聞いていたことを思い出したのだ。
僕の記憶を辿ると、あんな穏やかではなくて、派閥があって、団結なんかしてなくて、もっと下ネタやゴシップが満載だった気がする。
だから、映画のようなロッカールームだったら、平和な日常で良いなとは思う。
でも、この映画の何気ない日常のストーリーを観て、そして、夏帆さんとか臼田あさみさんがやってるOLを観て、男性諸氏は安易に、世の女性はかわいいなあなどと信じてはいけない気もするのだ。
必ず、トラップが待っているはずだ。
普段口に出して言えないことを、レビューにして書くことが出来たので、プラス1.0だな。
今晩は。
レビュー”JIT”で拝読しました。かなり突っ込みましたね・・。
”用意周到な女性のトラップ”
身近にこれを仕掛けてくる人がいるので、こちらも用意周到に対応いたしております。
宇多田ヒカルさんの歌詞にもありますが、”狐と狸の化かし合い”は慣れてくると面白いものです。
私は、今作只々面白く観賞しました。
(けれど、一緒に働く女性の方々の顔が脳裏に過ったのは事実です。)
では、又。