劇場公開日 2022年4月15日

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「【35歳のゴダール監督がシナリオなしで、即興演出で撮影したアヴァンギャルドな一品。】」気狂いピエロ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【35歳のゴダール監督がシナリオなしで、即興演出で撮影したアヴァンギャルドな一品。】

2022年4月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

知的

ー 今作は日本では1967年に公開されている。つまりは50年以上前の作品である。
  だが、今作の色彩や演じるのアンナ・カリーナ、ジャン=ポール・ベルモンドの、無軌道な若さ、愚かさが見事に描かれている・
  35歳のゴダール監督がシナリオなしで、即興演出で撮影した作品だそうであるが、故に映画のストーリー展開は粗いが、爆発的な魅力がある。
  特に、ラストシーンの破滅的なフェルディナンの行い・・。
  憶測だが、2022年、今作が劇場公開されたら、ここまでの評価は得られないと思う。
  だが、50年以上前の作品として、今作を鑑賞すると、そのインパクトは凄いと思った作品である。

■妻との生活に退屈し、逃げ出したい衝動に駆られていたフェルディナン(ジャン=ポール・ベルモンド)。
 ある夜、彼の家にベビーシッターとして現れたのは、かつての恋人・マリアンヌ(アンナ・カリーナ)だった。
 フェルディナンは彼女を車で送り、そのまま一夜を共にする。
 翌朝、彼女の部屋には男の死体があり…。

<2022年4月29日 2Kレストア版として劇場にて鑑賞>

NOBU