ラスト・エスケイプのレビュー・感想・評価
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トルコの対テロ特殊チーム
トルコの対テロ特殊隠密部隊のお話。テロ組織と特殊部隊の攻防がメインですが軍人の家族も描かれます、映画の冒頭で「この映画は祖国のため殉職した英雄 軍人 警察官 ビレッジ・ガード そして市民に捧げる」とクレジットされるので国の実情に寄せた戦争アクション映画だと分かります。
特殊部隊といっても警察、軍からの寄せ集めの5人ですから大規模な戦闘にはなりません、アクション映画としては並の部類。
トルコ映画なのでスタッフ、キャストとも不案内、調べてみたら、主役のセルダル役のセルダール・アタカンさんが脚本、プロデュースも兼務、部下の婦人警官エスラ役のエスラ・エルデン・アタカンさんは女子プロバスケット選手でセルダールさんの奥さんということなのでアタカンさん一家の力の入れようが分かります・・。
トルコやシリアでは先の大地震で混乱を極めているでしょう、自然災害に加えてイスラム過激組織ISILやクルド系武装組織との火種もくすぶっていますので市民たちの落胆、嘆きは想像にかたくありません、平穏が訪れるよう祈るばかりです。
ヒーローも、敵に対しては容赦せず
オヌール・イジット監督による2018年製作のトルコ映画。
テロ組織等撲滅のため、大統領命で秘密に組織された五人の特殊組織が活躍する映画。未だに反政府組織が暗躍するトルコの政情は、かなり伝わってきた。主人公セルダール・アタカンはいかにも精悍であるが、他は何処か惚けた味もあり、また登場人物もアジア的風貌でかなり親近感を覚えた。但し、国及び家族を愛するヒーローでありながら、敵に対しては容赦なく残虐に殺していて、日本人的感性との違いは感じた。
製作はセルダール・アタカン イスメト・ムステフ、脚本はセルダール・アタカン及びイスメト・ムステフ。
出演は、セルダール・アタカン、エスラ・エルデン・アタカン、フェルカン・ベイ、セラハティン・ベル、ハティス・カリット、エルカン・デュルムス。
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