マー　サイコパスの狂気の地下室のレビュー・感想・評価

初めて注射器が見えたとき何が上の階に居るのかと思ったら娘かーい。
ラスト、アイロンあてたり口縫ったりは良かった。
もう少しインパクトが欲しかったなーと。

とにかくマギーが可愛すぎた。

スー・アンの気のいい表情から最初は騙されて、楽しい時間を過ごす学生たち。

スー・アンを狂わせた学生時代の思い出は確かに酷い。

しかし、復讐をイメージしていたとは言え予定してない場所で会った学生たちに酒を買ってやり、地下室を貸し出しパーティ三昧させ、判断力を失わせて、家族を調べたり、装飾品を奪ったりと中々の小悪党ぶり。

若者が母親位の歳のおばさんとあんだけ交流出来るものではないが、スー・アンは気持ちだけ若いままで生きてしまったのか？
職場の動物病院でもしょっちゅう怒られるシーンが挿入される為、大人として未熟な部分が見える。そんなスー・アンは若者に混じってパーティをするのだが最初こそママと持ち上げられるものの、すぐにウザがられる様になり、ちと哀れではある。

観ている側としては、次第に凶悪かつ陰湿な行動を取ると思っていたのだが、何処か行き当たりばったり。

手に入らなかったものに執着し、恨みと嫉妬で安易に殺人に手を染める為、ただただ身勝手なオバサンの姿が理解できない。
破滅型のスー・アンが得たものは何だったのか？

ラストシーンは虚しい。

わりと面白かった作品、ルークエバンスがでてたり豪華だなぁ。あんまいい役ではなかったが笑
オクタビアスペンサーはわりといい人の役が多いが今回のような怖い役もはまるね、目がでかいから表情が怖い。
あらすじだけ見るとミザリー的なおばさんを想像しちゃうんだけど、根深い復讐心が原動力となっていてサイコパスと言うよりメンヘラおばさんです。
前半不気味な行動が多かったりしてこいつは何者！？と言う興味を持たせるが後半はちょっとなぁって感じ。
いくら復讐心とは言えあんなにやりすぎるかねえ
裁縫シーンはナイス！