「刺さりました!」カイジ ファイナルゲーム けんさんの映画レビュー(感想・評価)
刺さりました!
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前提として私は30代前半の男で、
過去の2作品を見ています。
過去作品と比べると
"別物"の作品だと感じました。
3点刺さったポイントがあります。
1つ目は、絶妙に近い未来を仮想。
キーワードとして、
「オリンピックのその後」や「預金封鎖」
など多くの人は予想していない未来、
しかし、ありえるのかな〜と
想像力を刺激される気持ち良さあり。
"貨幣の価値が下がる"という意味では
仮想通貨リブラが紐付いて頭に浮かび、
これから価値の変遷が楽しみだな〜なんて
呑気な事を考えました。
2つ目は、今を問うセリフ。
キーワードとして、
「老害」「まるで地上が地下帝国だな」と
日本の現状を藤原竜也があえて棒読みで叫ぶのだが、
その表現や捉え方って間違ってるよねと気づかされる感じがしました。
3つ目は、ファンや仲間作りの新戦略
キーワードとして、
「人間秤(にんげんはかり)」という
ギャンブルが出てくる。
前田裕二さんのSHOWROOMを連想、
現代において重要な"ファン戦略"、
カイジの「切り捨てられた弱者を味方につけてみんなを幸せにする」戦略はかなり刺さった。
内容が濃すぎて、
最後の問いまで思考が付いていかなかったが、
全体を通して9年の時を経て、
ちょうど近々の思考テーマの好みとマッチしていて
楽しめました。
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