「奈良学園?」朝が来る Kjさんの映画レビュー(感想・評価)
奈良学園?
実親と里親とは完全に接触を断つべきではないのか?と引き渡しのシーンで違和感を感じ、それが最後まで続いた。共働きはNGという規定にも疑問があったところ。育休取って良しといった制度にしたいところ。
しかし、養子縁組制度のあり方について論じているようではなさそう。むしろ、寄る方ない少女の救済論のように思える。蒔田彩珠の荒んだ表情と穏やかな表情の落差が良い。おじさんに切れた時の揮発性は思春期らしい演出。びんたで応酬した中島ひろ子も際立つ演技。同じく荒んだ少女役の森田想にも好感。
少し長いが、演出、演技は充実していると思う。しかし、制度的にはそのような着地は無理があるし、True Fatherの方は全く触れないというのも偏りがあるように思える。
何故実在の学校名を使うのか?理由がよく分からぬ。
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りかさんのコメント
2021年9月26日
奈良学園、私も驚きました。監督が奈良出身もあるのか、ひかりの家は奈良か、と。偏差値が高い学校と言いたかったのでしょうか?知らない間に男子校から共学になっていました。自分の母校はランク下がっていてショックでした。