「二人の母親」朝が来る 美味しくって体に良いハンドソープさんの映画レビュー(感想・評価)
二人の母親
望んでも子を持てなかった者と思いがけず子を宿してしまった者。どこかすれ違うような二人の母親が切ない。
この作品では望まぬ妊娠と思いがけない妊娠が分けられており、生みの親であるひかりをもう一人の母親として丁寧にしっかりと描いているところが特に素晴らしく、永作博美、井浦新、浅田美代子といった名優の中でも一切引けを取らずこの役演じ切った蒔田彩珠も凄かった。
光、音、リアルの効かせ具合も巧みでそれらが生み出す余韻が静かな感動を呼ぶ。
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