劇場公開日 2020年10月23日

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「女性の監督ならではの作品」朝が来る 菜野 灯さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0女性の監督ならではの作品

2020年11月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

女性の感性みなぎる作品。

テーマは母と子。産みの母、育ての母、養子縁組する母、三者三様の母親の想いを交錯する。子供への愛とその表現の仕方。

映像は自然光のまばゆさを使ったカットが多くて望郷感のある優しい絵作りが母性のイメージと重なる。

観た後に優しく包まれそうなそんな映画。

追記)
社会派的な視点では、女子中高生の妊娠がその女性の人生に多大な影響を及ぼすことの警鐘にも受け取れる。

あとは、若い妊婦を預かる施設内でのドキュメンタリータッチ、インタビューに応えるようなカットはリアル感増し。

菜野 灯