「命は、軽いもの」カルガ 積荷の女 Teiranさんの映画レビュー(感想・評価)
命は、軽いもの
ソ連崩壊後、出稼ぎの為に国境越える筈が
騙され人身売買の組織に閉じ込められて売春婦にされる
女たちの話、終始暗いトーン
(「積荷」というのは、人身売買用のトラックの荷の事で
女たちはその実態を知らぬまま物資と一緒に乗っている・・・)
・・・退屈はしなかったけど、面白かったかというと微妙
ドキュメンタリー・タッチなら見ごたえあったかも
登場人物が、皆何かというと手持ちぶさたにタバコを
プカプカ←演出の幅が狭いのをごまかしているように
感じます
すぐ人を脅したり、あっさり殺す殺される死んでしまう
人ばかり
それが、かの国の現実なのかもしれないけれど
終始命が軽いものとして描かれています
ラストのメッセージは、あまり心に響いてこなかった
けれど、ヒロインのヴィクトリアのように
困難な状況に陥っても
生き延びる為の努力をしろ、周りの人々も
見て見ぬふりをせず現実逃避せず
それを助けろ、という事かな・・・うーん
映画としては、☆5満点で、2つ半かな
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