「シャイア・ラブーフ👍」アメリカン・ハニー カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
シャイア・ラブーフ👍
2016年公開のA24作品。
日本では劇場初公開。
ショーン・ベイカー監督のフロリダ・プロジェクトの前だよ!
シャイア·ラブーフ、ライリー・キーオ(プレスリーの孫娘)が出てるもので期待を膨らませて観た。
主人公スター役のサッシャ·レインは監督がフロリダでスカウトしたド素人。しかし、その後に彼女が出演した映画をすでに何本か観ていたことに当然ながら気づいていなかった愚かなアタシ。ド素人には見えない彼女のキモの座った自然な表情とそつない演技。ショーン・ベイカー監督もタンジェリンやDONUTS店の看板娘とAV男優の映画で主役やその他のキャストを現地調達するのが得意。まさに双璧の2人。
父親に性的DVされながら暮らしているスターという名の少女がショッピングモールの裏で幼い異母兄妹を連れてゴミ箱を漁っていたら、イカれた連中の乗った大型ワゴン車を目にするところから始まる。
パンパンに膨らんだお徳用冷凍チキンはもう腐ってる。ヤバいよ。犬も猫またぎだった。
雑誌契約販売というより、あちこちの高級住宅街をまわる詐欺まがいの悪質な嫌がらせによる押売り。ほうぼうからスカウトしたちょっと頭の足りない貧乏青年達から労働搾取する親玉クリスタルがライリー・キーオで、そのヒモ兼アシスタントのジェイク役がシャイア・ラブーフ。負け犬ナイト。毎晩やるのかよ!
シャイア・ラブーフ刺されちまえって思った。
ミア·ゴスも思ったかもしれない😎
アメリカ南部のカーボウイやバーのカウガールたちのカントリーダンスがダサ〜く描かれる。イギリス出身の女性監督もそう思ってるんだなぁと思って、なんだかちょっと嬉しかった。トランプ批判もちょっと匂った。
アメリカン·ハニー。
レディA(レディ·アンテベラムから2020年にBLM運動を期にグループを改名した)の曲。
彼らがセカンドアルバムを出したあとのツアーTシャツを古着屋で見つけて、持っている😎なかなかステキなデザイン。美男美女のトリオだしね。
スターがラッパのみする酒もワイルド・ターキーのアメリカン ハニーだったような。
溺れたセイヨウミツバチを救うスター。
動物や昆虫への愛と
楽曲選択のセンスの良さがこの監督の裏技。
撮影監督のロビー·ライアンも素晴らしい。
そういや、オイラも夢はなんだと聞かれたことないかも。
森の中で静かに暮らしたいとは思うけど。近くにコンビニと病院がないと困る。
アンドレア·アーノルド監督作品「バード ここから羽ばたく」をMOVIXさいたまで観て、どうしても観たくなった今作を渋谷イメージフォーラムにて鑑賞。