「初めは、Dog Yearsという題名だったのかな?」ラスト・ムービースター Naakiさんの映画レビュー(感想・評価)
初めは、Dog Yearsという題名だったのかな?
人は、努力して名を残さなければならないが、この映画の主人公ヴィックは努力して映画で名を残す。しかし、虎はそのままでも.........? 故事より。
タランティーノ監督の今年公開の映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」に出演をする予定だったもののバート・レイノルズ氏は、2018年9月6日に亡くなっている。心からご冥福をお祈りいたします。
アメリカのカントリーミュージックとカントリーライフに特化したウエブサイト、Wide Open Countryの記事によると”ローリングストーン誌が選ぶ最も偉大なシンガー100人”にも選ばれているカントリーミュージックの歌い手であるウィリー・ネルソンが映画「Dog Years」の挿入歌として”To Get Here”という曲を制作したことを発表している。この映画の舞台となっているノックスビルに93年前に創刊した日刊新聞紙、Knoxville News Sentinelの見出しから"Knoxville-filmed 'Dog Years' receives new name, 'The Last Movie Star'" 動画配信サービスに映画を提供しているアメリカの映画配給会社”A24”がツイッターでこのことを発表をしている。それに加え、映画ファンからはおおむね題名の変更に関しては、受け入れられているとのこと。
シナリオとしては、主人公のヴィック・エドワーズは、年を取り1人豪邸に住んでいるが、寄る年波には勝てず毎日いろいろな薬を飲む生活が続いていた。最近、ただでさえ数少ない友の中の1人の愛犬もなくなり、寂しくなる一方なところに映画フェスの招待状が来たが、一度はごみ箱に捨てた彼だったが、招待状をとって、思い直して出席することにした。しかし、現地の空港に着いて出迎えの人間を待っていると、おんぼろの車を運転し、鼻には牛につけるような鼻ピアスをしてポッコリ出たお腹丸出しのタンクトップに下着が見えそうなぐらい小さなホットパンツをはいているリルという女性がだるそうに遅れてやってきた。映画フェスなんて名ばかりで、自宅に直ぐに帰ろうとするが、気が変わって、ヴィックが、学生の頃まで住んでいたノックスビルにリルの運転で寄ることにした。いわゆるごく狭い地域のロードムービー的なノスタルジック映画のシナリオとなっていて、しかも若き日のバート・レイノルズとご本人が共演するシーンも登場する。その道中、お互いのことがわかっていなかったヴィックとリルが旅をしていくうちにお互いを理解していく過程が、この映画のメインと呼べるものとなっている。そして、最後には映画フェスのゲストの仕事をやり遂げるヴィックおじさんでした。映画フェスに出席の皆さん。拍手、パチパチ。
この映画の腰を折るような発言を載せることを許していただきたいのだけれどもバート・レイノルズの人生振り返りの行脚に付き合う若い女性リルを演じていたのが、"IMDb(インターネット・ムービー・データベース)"のバイオグラフィにも載っていた、才能があり、また未来を嘱望されている女優さんのアリエル・ウィンター。しかしながら、彼女の私生活では、母親の度重なる精神的・肉体的虐待行為のため2012年には裁判所が彼女の母親に対して接近禁止命令を出し2014年には、保護者責任を母親から彼女の姉に移行している。彼女自身もポートレイトなどを見ているとスリットの入ったスカートやスケスケのワンピースや胸元ザックリの服など体の線の強調された服を公で身に着けている。しかもダコタ・ファニングやクロエ・グレース・モレッツといった女優さんが体重の増減を繰り返すようにアリエル・ウィンターも似たようなことをしていて、また追い打ちをかけるように整形疑惑もよく話題にのぼる。そんな事、別によくはない?と思うのだが.........!
YAHOO! LIFESTYLEというサイトより、
”Modern Family' Star Ariel Winter Explains
How Childhood Abuse Shaped Her As an Adult"
2年近く前の映画でしかも、トライベッカ映画祭出品後、限られた映画館で公開されたらしいのだが、はっきりとしない。その後、ネット配信された映画で、amazon.comではすでにプライムビデオとして無料配信されている。レビューからわかることは、いい映画で見ても損はしない映画であることは間違い無しと言う事ができる。