劇場公開日 2023年3月10日

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Winnyのレビュー・感想・評価

全295件中、241~260件目を表示

4.0天才プログラマーはキーボード離れれば普通の人でした。

2023年3月12日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

知的

争いの焦点が違ってるのを覆す質問攻めは見事でした。
プログラマーのネット犯罪を問う裁判では捏造された証拠を盾に繰り返される尋問は一人芝居の様な感じで意味不明でしたが雰囲気から読み取れだけに見応えありました。
天才プログラマーを闇に葬る警察の闇の姿に体当たりする弁護団たち証言する開発者と裁判官たちの表情が面白かった。
伏線で警察の不祥事が闇に葬られるかと思いきや情報が漏れて真実に結びつくと言うシナリオもサービス精神旺盛な展開も良かった。

実在するプログラマーの事件の行方は分かっていたもののこの映画で真実を知り、ようやく解決したのでした。

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倭

4.5ナイフを作った天才

2023年3月12日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

知的

こんなに見応えがあるとは、、、想定外!
東出昌大と三浦貴大の演技に圧倒されながら、じっくりと丁寧に、重厚感を保ちながらもテンポ良く進んでいくストーリー。近年の刑事映画ではベスト級じゃないでしょうか。目からウロコですわ...。

「天上の花」「とべない風船」と主演作が続いている東出昌大。残念ながら、上記2作品は近所の映画館での上映がたったの1週間であったために、見ることは出来なかったのですが、本作を見て、あれらの作品も面白いはずだと謎の自信が持てました。そのくらい、彼の演技力の成長具合は凄まじい。エンドロール中の映像を見てもらってもわかるが、Winny開発者・金子勇、そのものである。インタビューで、「金子勇が降りてきた」と言っていたが、その通りだと思う。身振りも話し方も、何から何まで素晴らしい。主演作が後を絶たない訳です。

と、同時に、壇弁護士を演じる三浦貴大も面白いくらいに上手い。金子勇と近しい人間であり、彼をどれほど信じ、尊敬していたのかが、一目散に分かる演技。「ある男」で妻夫木聡が最優秀賞主演男優賞を取りましたが、三浦貴大は次の"妻夫木聡"として名を連ねそうな勢いで、弁護士を熱演していました。私なら、来年度のアカデミー賞はこの2人を1番に推します。

ストーリー展開が非常に秀逸で、飽きるどころか、2時間引き込まれっぱなしで、続きが常に気になって仕方がありませんでした。法律や裁判、プログラミングに関する専門的な知識を要する用語が出てきたとしても、上手い具合に説明を加えており、結果的に専門的な知識がゼロでも大いに楽しめる作品となっています。しかしながら、言葉数は多く、集中力は必要。でも、それもまた面白い。集中力は必要とは言いながらも、同時進行で進むエピソードや、金子勇の過去、Winnyの真の目的などなど、興味深い内容が本筋の間挟まってくるため、途切れることはまず無いと思います。

どのようにしてボロを出させるのか。
どのようにして真実を語らせるのか。
裁判を通して生まれるドラマ、策略、名言などがあり、それらも最高に面白い。「イチケイのカラス」はコメディ裁判であったが、本作はシリアス裁判。濃厚で重厚。皆川猿時、吹越満もいい味出していて、Winny事件への関心は高まるばかり。「ナイフを使った殺人事件が起きたとしても、そのナイフを作った職人は捕まらない」。これほどまでに分かりやすい言葉はありません。

ついつい語りたくなる名作です。
正直なところ、金子勇が猛威を振るい、ネット社会に革命を起こした事件の前のエピソードも見たかったなという気はしたのですが、〈Winny事件〉を描くのならば、これ以上のものは絶対に作れないと思います。後世に語り続かれるべき作品。また見たいです。ぜひとも、この秀作を劇場で。

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サプライズ

5.0事実に基づく本格的社会派映画

2023年3月12日
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邦画のレベル低下が著しい中、ようやく見応えのある映画に出会った気がする。

裁判を扱う映画やドラマは数多くあれど、ほぼ全てが検察を正義の味方として描く短絡的なものばかりで辟易していたが、この映画は事実に基づくだけあって、忖度なく日本の刑事司法の暗黒を伝える、邦画には珍しい良作だった。

これから鑑賞される方は、これが日本の刑事司法の実情であることをしっかりと認識してほしい。

残念ながらいまや邦画はスケールの点ではハリウッドにも韓国にも太刀打ちできない。
しかしこの映画や、「新聞記者」などの忖度なしの社会派映画を製作することが、今後の邦画の活路を見出す一つの方法のような気がした。
権力者が平然と放送に介入するこの国では、TVでこの実在の事件をドラマ化することは不可能だろうし…。

この事件は絵に描いたような不当逮捕で本当に酷いものだったが、金子勇氏を逮捕・起訴した警察・検察は、謝罪一つしていないという事実も付記しておきたい。

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T A

4.0何のために生まれ何を為したか

2023年3月12日
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マスゾー

3.5そうでしたそうでした

2023年3月12日
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ウィニーやりましたね

当時はそんなソフトが他にも
あって

便利だったことを思い出しました

今があるのは

あの時があったからかも知れませんね

東出昌大がんばってました!

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れいん 【観る前にレビューは見ない派】

5.0熱い想いが

2023年3月12日
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込められた良作でした。
お金はかかってませんが、最後まで退屈な場面が全く無く…愛媛県警の仙波さんのエピソードと絡めて、丁寧に且つ緊迫感のある演出で、久しぶりに映画館で映画を観た充実感に浸りました。
やっぱり脚本と演技、これに尽きます。

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shin

4.5早すぎた素晴らしいシステム

2023年3月12日
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今ではあたりまえのシステムなのですが、
余りにも早すぎたパソコン用システムだったので悪用、流用されてしまってこのような現象になってしまったため、有能プログラマーが巻き込まれてしまった事件。
彼の製作したプログラムの一部は現在も生き続けています。
映画のストーリーですが、Winnyを主軸として製作者、それにかかわった人の物語、
Winnyを使用した者が善にも悪にもなるという事を裁判、出来事で紡いでいき、その終焉までを描いていく。
プログラマーとその裁判に関わった弁護士、周りの人たちの物語を紡いだ話。
役者さんたちがかなりリアルに演じていらっしゃるので劇場で見ている時間を忘れてしまいます。
エンディング始まっても席をたたないように、ラストにリアルがまっています。
是非とも劇場にて鑑賞してください。

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流浪の旅人ぱぱや

3.5国家権力は怖いね

2023年3月12日
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国家権力は怖いね、何でもできちゃう。白を黒にもできちゃうから。

いや、国家権力を行使できる人間が怖いんだろうな、きっと。

なんせ、戦争起こして、如何にも、善人面してるのもいるくらいだからさ。

マスコミもあてにならないな、国家権力への忖度も見苦しいこと極まりない。

結局!正義が必ずしも真実として処置されないのが法治国家の本当の姿なんじゃないかな。

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ちゆう

4.0法治国家における「正義」とは何か

2023年3月12日
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法治国家における有罪無罪の判定基準は、社会における一般的な善悪基準と重なることもあるだろうが、決してイコールではない。前者は、後者よりもはるかに厳密なものでなければならないが、何せ運用するのは人なので、いつでも悪しき運用がなされる可能性がある。拡大解釈で有罪にされるとき、法は法としての用をなさなくなる。

しかし、人は、雰囲気に流され、感情に支配されるので、厳密な法解釈と運用は至難の業。だから、そうした恣意的な解釈や運用(しかもその動機は、しばしば「悪」ではなく、むしろ「善」への指向)をどこまで抑止できるシステムになっているかが問われる。

金子勇さんが最終的に高裁と最高裁で無罪を勝ち取ったことは、日本の法制度が「最終的には」真っ当に機能したことの証左と言えるが、一審で有罪になってしまったことは日本の法制度の瑕疵を示している…ということを訴えた作品。

見る価値のある映画だし、作る価値のある映画だったと思う。主演の東出さんがまったくタイプが違うであろう金子さんを見事に演じていて、その演技力には脱帽。

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Naofumi

4.0天才の悲劇

2023年3月12日
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かぜ

4.5事件を知るきっかけとして

2023年3月12日
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難しい

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リボン

4.0タイトルなし(ネタバレ)

2023年3月12日
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知的

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パナソニック

2.0着眼点は良い

2023年3月12日
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インターネット共有ソフトの開発者が逮捕された実際の事件を基にした社会派ドラマ。インターネットの問題点を鋭く描いている着眼点は非常に良いが、メリハリに欠ける印象で不満が残る。それでも不当逮捕から無罪を勝ち取るという主人公には敬意を表したい。

2023-39

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隣組

4.0二本立てで見たかった

2023年3月12日
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悲しい

知的

難しい

この事件があった当時

そこまでパソコンに詳しいわけじゃなかったけど

あちこちで流出騒動があったのは記憶してる。

巻き込まれた人々も多かったでしょうね。

可能なら、Winnyの開発者の話と、愛媛県警の不正問題の話

ちょっとずつ絡みながらも

それぞれの作品として見たかった。

一本でまとめるのが勿体無い。

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BAMBi

2.0古く浅い。

2023年3月12日
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刃物と登山の比喩論拠レベルでは、
故意でなくても大人の不用意無自覚は駄目だよ、
天才なら技術管理と公開段取りの責任あるよ、
を覆せない。
即ち浅い。
無垢な個人は善、お固い役所は悪。
法と技術は男の世界、女は美人事務員と姉貴だけ。
即ち古い。
東出も寄生獣や羽生善治役の二番煎じで新味無し。

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きねまっきい

5.0Fly Away

2023年3月12日
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ブレミン

5.0正義ってなんだ?

2023年3月12日
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 Youtubeが普及する前に一人の天才プログラマーが開発した「Winny」の事件を映画化したノンフィクションリーガル作品。弁護士・壇さんと無邪気な天才プログラマー金子さんが「著作権侵害」をめぐる裁判を繰り広げる傍ら、愛媛県警の巡査部長・仙波さんが県警内で裏金作りが行われているのを告発する。「著作権侵害」と「裏金作り」一見関係なさそうに見えるが「Winny」をきっかけに国家の闇を暴く、という濃ゆい内容で脳みそが満腹になりました。
 一言でいえば暴露映画だと認識しました。警察・検察・裁判所の面子を潰す場面が多く、「公権力の信憑性」を今一度見直す良い映画でした。
また、この映画を今の10代に観てほしい気持ちになりました。プログラマーの苦悩や弁護士の仕事がこの映画で細かく描かれているので、プログラマーや弁護士の仕事に興味ある人は必見だと感じました。
 おふざけ一切ないですが、無駄な場面がなく充実した時間でした。

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keyton

4.020年前も今も日本の組織は何も変わっていない

2023年3月12日
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《2ちゃんねる》や《Winny》が何かを知らなくても、社会人であれば何となく自分との共通項を見出せる作品。

かく言う自分も、Winnyのことはほとんど知りません。
ただ、上司からの指示が社会通念上あり得ないものだったり、実際にことが起きた時に指示役の上司が責任を取らなかったという経験。社長クラスでない限りは、ほぼ全ての社会人なら(公的機関に勤めている人も含め)何かしら経験していると思います。
自分も覚えがあります。

20年前の事件を扱っている作品ですが、日本の組織の仕組みとしては、今も昔も何も変わっていないんじゃないかと思いました。
これは別に警察組織という場に限らず、一般企業にも当てはまりますが。

映画自体の出来は素晴らしかったですが、社会人的には観終わった後、すこぶる嫌な気分になりました。
まあ、でも何にしろアレですね。
自分と共通言語で話せる仲間の存在(今作では壇弁護士)は、精神的にも社会的にも大きな存在なんだなと。

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BONNA

4.0過酷な境遇にさえ不平不満を述べず、 誰のせいにもしない その姿勢が...

2023年3月12日
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過酷な境遇にさえ不平不満を述べず、

誰のせいにもしない

その姿勢が、

松本サリン事件で容疑をかけられた、

河野義行さんを思い出させた

エンドロールで、

本人が話すところを出したのがとても良かった

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jung

3.5もっと広い視野で描いてほしかった

2023年3月12日
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悲しい

知的

難しい

かつて話題となったソフト「Winny」を題材としているところに興味をひかれて鑑賞してきました。他にも、作中にソフト「Napster」や雑誌「ネットランナー」等が登場していて懐かしかったです。思えば、この頃から情報漏洩や著作権といったものが、自分にとって身近になってきたように感じます。

ストーリーは、ファイル共有ソフト「Winny」による著作権侵害が社会問題となる中、開発者である金子勇を著作権法違反幇助の罪に問おうとする警察と、無罪を主張する弁護士・壇俊光たちとの裁判での攻防を描くというもの。実話をもとにしているため、ドラマチックな見せ場はないですが、当時の記憶がある方には興味深く鑑賞できるのではないかと思います。

Winny開発者の刑事責任の有無を問うという単純なストーリーですが、Winnyの使用経験のない方には少々イメージしにくいかもしれません。とはいえ、その仕組みや違法性について単純化して噛み砕いて描いているので、ネットワークの基礎知識がなくても内容は理解できると思います。また、裁判での争点や駆け引きもなかなかおもしろかったです。

これと同時進行で愛媛県警内部の裏金問題が、メインストーリーとは絡まないながらも、間接的にWinnyの援護射撃をするかのような形で描かれます。全編通して、警察の悪意ある捜査、隠蔽体質、組織の腐敗などを糾弾するスタンスを感じます。開発者の金子勇氏が優れた技術者であり、彼に犯罪目的は微塵もなかった、そんな彼の名誉を守るために、本作は作られたのではないかと思います。もちろんこれはこれでおもしろいのですが、著作権保護の立場からWinnyの存在を苦々しく思っていた人には、作為的な描き方と受け取られるかもしれません。

エンドロールで、金子氏が「誰かのせいにすればいいというわけではない」とコメントしたVTRが流れるのですが、まさにそのとおりだと感じました。とかくこの国は何かが起こると誰かに責任を押し付けて叩いて、ことを収めようとしているように感じます。しかし、警察が全て悪いと言わんばかりの本作も同じではないでしょうか。なぜ警察が開発者の責任にあそこまでこだわり、あのような捜査や尋問をしたのか、その真意はどこにあったのか、軽い気持ちでWinnyを悪用した人間がどれほど多く、著作権者にどれほどの被害や迷惑があったのか、コンテンツクリエーターたちはどう感じていたのか等、愛媛県警の件よりこっちをもっと広く描いてほしかったです。そして、それぞれの立場や思いを感じ取らせ、観客が自身の行動を振り返るような描き方にしてもよかったのではないかと思いました。警察VS弁護団という小さな構図にしてしまうのは、ちょっともったいなく感じました。

キャストは、金子役に東出昌大さん、壇役に三浦貴大さんで、どちらも上手くハマっていました。脇を固めるのは、皆川猿時さん,吹越満さん、吉岡秀隆さん、渡辺いっけいさんらで、ベテランらしい安定の演技で作品を支えます。

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