性の劇薬のレビュー・感想・評価
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とりあえず最後までは観られた
原作未読。監督の作品はビリーバーズのみ。
配信サイトで、そんなに長く無くって変わったモノ見たいなぁと検索して。
当方、男なれどBLに抵抗無く、マンガアプリとかで雑多に並んでいる中でも絵柄とかに抵抗なければBLとかも読んでいる。ただ、本作もなんだけど、何でBLの受け側の反応って女性の反応が多いんだろう?男とした事無いけど、多分、ああいう反応にはならないと思うんだよなぁ。まぁ、描いているのがほぼ女性だからなんだろうけど。
本作でも受け側、反応良すぎ。いきなり後ろを責められて、あんな反応しないだろ(多分)
でっ、内容なんだけども、ストックホルム症候群という設定なんだろうが、いきなり拉致監禁され、男に陵辱され続けた男が、自由になっても訴えたりせず、あげくに後日、死のうとした拉致犯を止めて、さらに肉体的に自主的に受け入れるか?まぁ、BL漫画が原作だからと言ってしまえばそれまでなんだろうが。
ストーリーの捻りは、拉致犯が陵辱する事によって死のうとしていた男に生への執着を思い出させ様としていたのに、実は自分が死にたがっていたと言う部分くらい。
細かい事が気になるので、まず意識を失わせた男をどうやって自分が務める病院の廃室に運んだのか?犯人が救急医で宿直も有ると言う事は、当然に他のスタッフも居るし、病院にあんな荒れた部屋が放置されてまま?救急医が結構頻繁に仕事抜けて調教に来る?最後の絡みの場所って宿泊施設とは思えないが、お洒落な作りでベッドまである。ローション無いのに、お尻は無理だよねぇ。と凄い「えっ」「えっ」と思いながら見てた。
公式HP見ると、イオンシネマとかでも上映してたんだ・・・・凄えなイオン
荒療治
驚くほどしっかりとした脚本だった。
BGMはヘンテコリンだけど。
BLものは初体験で、友達に勧められたので観てみたのだが…やはり嫌悪感が先立つ。
いや、嫌悪感が先立って安心もするのだけれど、作品に対して無礼ではないのかとも考える。
「キャロル」を思い出しながら観ていたのだけど…根本的に比較できるような代物ではなかった。
取り巻く環境が違い過ぎて…その影響を受けざるを得ない関係性は禁忌を犯すようでもある。
俺は男性なので不条理にしか思えない。
女性を美しいと思うので、その女性に惹かれる気持ちも分からなくはない。だけど男性を美しいと思う事がないので…それに惹かれてしまう理由に共感が湧かないのだ。
ただ、医師の心理は分からなくはない。
非常に攻撃的ではあるが納得できる部分もある。
でも、相方の心理は分からない。
まぁ…そおいう状態になった事がないから想像もつかないだけなのだけど。
そもそも男性同士ってのは、お互いが理不尽な感情に縛られているようでもあり、それが社会的に享受されないって事も承知しているようでもある。
この脚本的にも彼等を理解しようとする人はただの1人も現れない。
たまたまそおいう原作だったのかもしれんが、どおにも救いがなく。お互いだけが唯一の救済のようでもあった。…それがBLの醍醐味なのだろうか?
序盤の強烈な性描写は女性には起こらないような類いのようなものだと思う。
あの辺りはグロいけど、男性と女性の違いがよく出てたんじゃないだろうか?いや…どちらも実体験が伴わないので想像や先入観ではあるのだが。
まぁ…ビジュアルがもたらす印象操作ってのは多分にあるのだろうし、原作ファンがコレを観てどお思うか興味はある。良くも悪くも生々しいと思うのだ。
芝居自体に難がありもするが、キャストは熱演だったと思われる。
アングルや編集がツボを押さえたようなものかどおかは分からないのだけれど、終始俺の眉間にはシワが寄ってた。
「性の劇薬」ってのがとにかく秀逸なタイトル。
性=生でもあり、その方程式がちゃんと成り立ってる内容にも思える。
ラストにはやはり必須なのであろう性描写があるのだけど、俺には全く需要がなく見るに耐えなかった。需要が高い方面からしてみると感動すら覚えるのだろうなぁとは思う。
それ程に脚本や構成は素晴らしかった。
と、思う。
確かに劇薬だった
・城定監督作品で、監督がtwitterで物凄い推してたのでゲイではないしBLに興味は全くないけど観た。死にたいと絶望してる男を救う話で驚いた。医者が出来る最善の方法があれっていうのが肝だと思うのだけど、そのシーンがとにかく刺激的だった。死にたくなってもされたくないと思った。
・男同士の恋愛については全くわからないけど、主人公の青年が開発されていって最終的に開発した男を恋愛対象として好きになったようだけど、そういう事ってあるんだろうかと不思議に思った。性的対象が変化したのか、そもそも男性に対しての気持ちを解放させられたのか。
続き見たい
劇薬が伝わって来ない。
ストーリーのほうを重視して欲しかった。
なぜ、あの設定にしたんだろう。
逆に怖すぎる。
廃屋かと思ったら、病院の地下とか。
どんだけ管理が行き届いてないの。
家族を恋人に変えたのは良かった。
映画雑誌での監督のインタビューやSNS等で興味を持ち、恐る恐る観に...
映画雑誌での監督のインタビューやSNS等で興味を持ち、恐る恐る観に行ってみました。
BLは読みますが原作は未読でした。
緊縛調教は苦手…と緊張していたのですが、意外とあっさり見れました。監督が「娼年」を意識したというのはなんとなく納得。これ何なん?というマシンが出てきてぐるぐる動いててエロいのに可笑しかった。終始淡々と作業を進める攻めにかなりキュンときました。
また交互に入る過去エピとの流れもスムーズで、自然と物語に入り込めました。
ただ後半かなり展開が駆け足に感じました。
余田はもう少しミステリアスさが残った方が…彼のエピはもう少しサラッと流した方が、私的には好みでした。
突然桂木君が海に現れたのは(まぁお約束でしょうが)ちょっとご都合主義かなと。セリフも劇画的で(まぁBLだし)、おっ何ラーメン奢ってもらっただけでもう許しちゃうの桂木君と戸惑ってるうちに突然とんでもない長尺の濡れ場が始まり、狭い館内に響き渡る喘ぎ声とエロ顔に唖然としてる間に映画は終わりました。
最後の濡れ場は綺麗に撮られてましたが、リアル過ぎて他人のセックスを覗いてるような気まずい気持ちになりました。
全体的にはテーマもはっきりし過ぎてる位はっきりしてて良い作品だったのですが、私が一番気に入らなかったのは音楽です。特に後半のドラマチック系の音楽が安っぽくてダメでした。話が充分濃いんで余計な音楽要らないです。
エンディングも城定監督の別作品みたく、曲なしの物語が続きながらの右側テロップパターンで観たかったな。あれすごく好きです。
近い将来、監督オリジナル脚本のBL映画観たいな、絶対面白いだろうな〜と思いながら十三の映画館を後にしました。
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