「【夢を持って前向きに生きる事の大切さを、男尊女卑 DV に対する強烈な怒りを絡ませ描き出す作品】」シークレット・スーパースター NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【夢を持って前向きに生きる事の大切さを、男尊女卑 DV に対する強烈な怒りを絡ませ描き出す作品】
インシアを懸命に支えるチンタン少年の姿が愛しい。前半のインシアは、暴君の父親の血が濃いのかと思ってしまったぞ。
夫の心ない言葉、態度には心底怒りを覚えたし、耐えるインシアの母の姿は見ていて辛かった。
が、あれがあったから空港カウンター前での夫に対する見事な啖呵が爽快感を倍増させたのだなあ。
印象的なシーンは数々あるが、上記に加え、
・アーミル・カーン演じる軽薄で傲慢な音楽プロデューサーが、インシアに言い負かされ自分の愚かさに気付き、彼女の力になろうとするシーン
・インシア出生の秘密を大おばが語るシーン
・大おばが女に産まれた事を嘆くシーン
そして、グラマー賞(名前何とかならない?)でのインシアがブルカを脱ぎ捨て、母への想いを語るシーンでは涙を堪える事が難しい。
〈アーミル・カーン出演作品に外れなしの法則は続くのであった。〉
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