劇場公開日 2019年8月9日

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「【夢を持って前向きに生きる事の大切さを、男尊女卑 DV に対する強烈な怒りを絡ませ描き出す作品】」シークレット・スーパースター NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0【夢を持って前向きに生きる事の大切さを、男尊女卑 DV に対する強烈な怒りを絡ませ描き出す作品】

2019年11月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

幸せ

 インシアを懸命に支えるチンタン少年の姿が愛しい。前半のインシアは、暴君の父親の血が濃いのかと思ってしまったぞ。

 夫の心ない言葉、態度には心底怒りを覚えたし、耐えるインシアの母の姿は見ていて辛かった。

 が、あれがあったから空港カウンター前での夫に対する見事な啖呵が爽快感を倍増させたのだなあ。

 印象的なシーンは数々あるが、上記に加え、
 ・アーミル・カーン演じる軽薄で傲慢な音楽プロデューサーが、インシアに言い負かされ自分の愚かさに気付き、彼女の力になろうとするシーン
 ・インシア出生の秘密を大おばが語るシーン
 ・大おばが女に産まれた事を嘆くシーン
 そして、グラマー賞(名前何とかならない?)でのインシアがブルカを脱ぎ捨て、母への想いを語るシーンでは涙を堪える事が難しい。

 〈アーミル・カーン出演作品に外れなしの法則は続くのであった。〉

NOBU