「直球、だからこそ胸に刺さる」シークレット・スーパースター ユージーンさんの映画レビュー(感想・評価)
直球、だからこそ胸に刺さる
インド映画のおもしろいところは、自国の問題を浮き彫りにした作りにあると思います。「きっと、うまくいく」や「PK」、「パッドマン」同様、今回は女性軽視が主軸で、時勢にもあった作品でした。
ハリウッド映画では、不必要なまでに表現されている「女尊」ですが、あちらはただ声が大きいだけで、あまり心に響くことはなく、食傷を禁じ得ません。
しかし今作は、主人公やその母親が、父親に逆らえないという状況をこれでもかと見せつけてくれるため、とても感情移入がしやすかったです。気持ちのいいラストには、しっかりと泣かされました。
女性差別に関しては、ハリウッドよりもボリウッドに軍配といった感じでした。LGBTも、もしかしたら?
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