フリー・ガイのレビュー・感想・評価

ゲームのモブが主人公に！！ その設定だけで、同じような人生を繰り返すモブな私は興奮した。 まず、主演のライアン・レイノルズが最高。デッドプールで見せたユーモアのセンスとおしゃべりさは今回も健在で、今作も爆笑シーンがたっぷりあって大満足だった。 それに加えて溢れ出るモブ感。その他大勢の1人が愛する人のため、自分の暮らす世界を守るために奮闘し、成長する姿は応援したくなった。 それと、20世紀スタジオがディズニーに買収されたからこそできるサプライズにびっくり&爆笑した。 ディズニーの独占化の可能性を感じた笑

前情報から想像していたのは、数多ある「人がゲームの世界に入り込む話」、もしくはすこし軽めの「トゥルーマン・ショー」かな、と。 確かにそのどちらの要素もありますが、そのどれとも違うのが、軸足をしっかりと現実世界側の話に置いている点です。これはすごい。軽いパッケージで損してますが、傑作ではないでしょうか。 個人的には、ディズニー効果ももちろん嬉しいのですが、どうせならFOXの意地を見せてエイリアンを出してほしかったなぁ。

コロナで公開が延期に延期で ずっと待っていた事もありますが とても良い作品でした！ ゲームの世界に起き変わってはいますが つまらないと思う日常に縛られずに 自分の夢、やりたい事、実現したい事に 飛び出そう！　という事なのだと思います 本当に良い作品なので興味があるなら 何も見ずに、まず見てほしいです！ パロディな部分も最高だし！ しかもタイミングも最高！ そして、あの人まで出てくるなんて！！！！ 時間の都合で吹き替え版を見たのですが 変なタレントは使わずに声優でやっているので それも凄く良いです 最高な映画です！！！

モブキャラに視点を合わせた設定が素晴らしい。そしてモブキャラが自我に目覚めて活躍する発想も新鮮。いかにも普通のその他大勢の内の一人のモブが現実世界とリンクし知らず知らずの内に現実世界に光を照らす様が爽快だし何がリアルなのかも考えさせる場面もあり成程と思わせてくれる。とにかく笑いは勿論だが涙ありアクションありの作品。最後はスカッとさせてくれるしハートフルでお気に入りの一作になっている。

この作品の唯一残念な点はパンフレットが制作されていないこと。劇場作品でこれだけは譲れないので減点しましたが(映画館でしか観られないとわざわざ宣伝しているくせに)、他は予告で自分が観たいなと思っていた要素は全て十分に描かれていましたし、ディズニーが20世紀FOXを買収したからこそ出来たパロディが最高すぎました。 AIと人間との交流が描かれていて、最後どういう所に持っていくのかなと思っていたら納得の落とし所でそこも良かったです。 映像もゲーム世界ということを最大に生かし派手ですし、ガジェットやギミックも違和感なく楽しめました。

ライアン・レイノルズがプロデュースも兼ねてるだけあり、力の入り具合が凄い！ ゲームの世界が凄くリアルで現実世界のようにも感じられた。 私も親の思いを受けて生活する事があると、たまに自分が主役でないように感じる事ある。 でも自分の人生は自分のものだし、自分の人生ではいつだってヒーローなんだなあって前向きに感じる部分多く、共感しました！ ディズニー作品へのリブート最高！