「モブキャラがヒーローになる!!」フリー・ガイ 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
モブキャラがヒーローになる!!
ギャングの横行する街「フリー・シティ」で、
銀行の窓口係りをしているガイ(ライアン・レイノルズ)は、毎朝銀行強盗に襲われるのが、
当たり前の生活をしている。
ガイが実はゲームのモブキャラ(背景或いは雑魚)のキャラクターで、
ゲームプレイヤーの操作ひとつで、抹消されてしまう無意味な存在。
ある日、街で理想の女性に出会う。
モトロフ・ガールに出会い追いかけてしまう。
「フリー・シティ」を動かしているのはサングラス族。
モトロフ・ガールも優秀なレベル197のサングラス族のやり手。
ガイは彼女と知り合いたい一心で強盗からサングラスを奪う。
なんと見える世界が一変するではないか?
この映画を観て第一に浮かんだのは「トイ・ストーリー」
オモチャがオモチャ箱から飛び出して、現実世界で様々な経験や冒険をする。
そして実は今まで住んでいたオモチャ箱の世界が懐かしくなる。
そしてオモチャ箱に帰って行く。
ただしガイの住んでいた世界は、物騒で危険でしかも正義のない世界。
だからガイは「フリー・シティ」を平和で住み良い安心なもの街に
変えなければならない。
そして一番の親友のバディ(リル・レル・ハウリー)がいなきゃダメなんだ。
まあ、こんな単純なストリーではなくて、
ゲーム・クリエーターのキーズとミリーがいる。
キーズの考案したゲーム「ライフ・イットセルフ」を社長のアントワン
(タイカ・ワイティティ)に盗用をされて出来上がったのが「フリー・シティ」
この映画のもう一つの戦いは、悪徳社長のアントワンをキーズとミリーが
盗用を認めさせて、「フリー・シティ」をガイが壊して新しいパラダイスを作るのを
助けて世の中を正す事。
モブキャラのガイが予想外に優秀だった。
アップグレードする事でヒーローになって行く。
それを助けるのがキーズとミリー。
この映画の最大の悪役・・・タイカ・ワイティティ。
『ジョジョ・ラビット』の監督でヒトラー役で出演もしていたが、
独特の悪役臭が濃くて面白い俳優だ。
他にもヒュー・ジャックマンやドウェイン・ジョンソンもカメオ出演。
極め付けは「踊るキン肉マン」のチャニング・テイタム。
筋肉モリモリでキレッキレっのダンスは最高だった。
ゲームを作る人。
ゲームのプレイヤー。
そして名も無きモブキャラのひとりガイ。
二層・三層に渡る複雑な物語だが、結局は「愛」の話し。
とても楽しくスピーディで気持ち良い映画だった。
うわー、ちゃんと理解して観た方のレビューは何とレベルが高い!いつもお立ち寄り、ありがとうございます😊。
こんなに無職期間が長くなると思わないまま金遣いだけは荒く、年末はマルーン5とブルーノマーズを見に、ロサンゼルスに行きます。もう、冥土の土産準備中な今日この頃、帰国してスラダン観たいです😭…