「本当にハッピー?」フリー・ガイ ユメノトチュウさんの映画レビュー(感想・評価)
本当にハッピー?
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早く見たかったのですが、都合が付かず、上映封切り後終盤になってやっと見ることができました。内容はゲームの世界観と同じでスピード感のある映画で一気に見せてくれ、内容も面白かった。しかしラストですが主人公のモブキャラ、ガイは本当に幸せだったとは私は感じなかったです。ラストは新しい仮想空間で親友のバディと再会できハッピーな感じがしますが、あくまでも同性の親友であって恋愛の相手ではありません。本来であれば一目ぼれしたミリーと結ばれたら良いのですが、ミリーは現実世界の人間で仮想世界のモブキャラでは結ばれることは不可能です。しかし、主人公のガイに対して、仮想世界の中で別キャラを設定して結ばれるストーリーがあっても良かった様な気がします。その為かモロトフとキーズのカップルには最後まで感情移入できなかった。
この映画で思い出すのがブレードランナー(1982年)で人間と人造人間「レプリカント」との関係性です、結局は人工的つくられた物は人間のご都合主義的な扱いになってしまい、レプリカントや今回のモブキャラには悲哀を感じました。
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