「ゲーマー視点とエンジニア視点の両方で楽しめる」フリー・ガイ callさんの映画レビュー(感想・評価)
ゲーマー視点とエンジニア視点の両方で楽しめる
舞台は非常に面白い、あるあるネタもめいっぱい詰め込まれている。
映像やUIを見るに、このゲームの中身がなんとなくわかりますね。
このゲームの舞台はおそらく街ひとつ。
おそらくミッションを斡旋する場所があって、そこで受けた依頼を街中でこなしてレベルアップ。
様々なアイテムを手に入れて、次のミッションへ挑もうという形式。
集めたアイテムを使って定期的に対人戦もできるのでしょう。
この手のゲームのお約束として、きっと数々の"コラボ"イベントもやったであろうコトがわかります。
ある程度、リアルなコトができるのがウケているのかもしれませんが、
映画を通して見えてくるゲーム内容が、世界的に大ヒットするとは思えないのが残念なところですね。
おそらくコアな層を1万人くらい取り込んで細々と続けていくのが関の山かなとも思います。
まあここらへんは何が流行るかわからない世の中ですし、そんな一見して面白そうなアイディアがあればとっくにゲーム化されているというものなので言うだけ野暮ですね。
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さて、映画自体はとても楽しいものです。発想の勝利。
ゲーマーあるあるや開発者あるあるも随所に見られます。
物語に起承転結つけてちゃんと作るので、二時間という制約上はご都合主義な後半になってしまった気もします。
個人的には終盤に出てきたあのセリフ(というか彼)が大好きでした。
最初から最後まで安定して面白い。
安定している分、思いもよらない爆発力があまりなかったのがちょっと残念かな。
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字幕で見ましたが、セリフ自体は「NPC!」とか「ノンプレイヤーキャラクター」とか言っているのをモブって訳していたりします。
多少の違和感はありますが、うまくゲーム文化の差を翻訳してゲーム用語として特化させているなぁという印象を受けました。
どうやら翻訳はファミ通監修、、、ああ、なるほど。って感じですね。