「背景と化すな!自由心忘れずに!」フリー・ガイ J24さんの映画レビュー(感想・評価)
背景と化すな!自由心忘れずに!
Dolbyシネマにて鑑賞。久しぶりの大作を見た感じで非常にワクワクした気持ちで劇場を後にする事ができた。
R.レイノルズ演じるモブキャラのガイはゲームの中に生きる世界の一つのキャラ。このゲームはいわゆるオープンワールドのバトルロワイヤル的なゲームでいいのかな。あまりゲームに詳しくなくてもすんなりこの作品の世界観には入れる。
ガイは人工知能を持つ事によってゲームの世界で最強人気キャラへと成長し、そして現実世界ではこのゲームの利権を巡った争いが起きてる救世主となるストーリーだ。モブからヒーローへとまさにアメリカンドリームを掴む象徴のようなキャラとなりその描き方が非常にうまい。
このガイのキャラも変わりない毎日を続け、誰も気にもかけない世界の背景の一部と化してる姿はどこか社会風刺にも思える。
変わりない日常は安定は得られるがやはり退屈で成長もなく非常に勿体ない。
ガイの様に自由を求め果敢に動く姿はなんだか刺激を受けたりもした。
とはいっても基本的にはお祭りムービー。終盤にはキャップの盾からのクリスエバンスのカメオ出演やハルクの腕、ライトセーバーが出てきたりとMCU、スターウォーズを抱える親会社ディズニーができるからこそのパロディシーン。
ドンちゃん騒ぎをしても最後はハートフルな展開に持っていくあたりもディズニーの良さが出ていたなと個人的には高評価。
とても楽しい作品であった。直近で見た作品の中では一番楽しくそして心躍る作品であった。
ここ最近は大作公開が続き、フリーガイに関してはIMAX含めた大箱の取り扱い劇場が少ない中Tジョイグループには感謝!
Dolbyシネマの良さとマッチした作品であった為楽しさがさらに増す事ができたと思う。