劇場公開日 2020年2月21日

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「ダンス!ダンス!ダンス!」スウィング・キッズ バラージさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 ダンス!ダンス!ダンス!

2025年6月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

ドキドキ

前半こそコミカルなタッチがリアリティを損ねてるというか、ちょっと漫画チックに感じられて、だいじょうぶか?と心配になるんだが、全ては後半一気にハードでシリアスな悲劇的展開へと暗転していくための前奏だった。人種・民族・性差・イデオロギー、そういったあらゆる障害に囚われながらも、それを越えていくタップダンスの響き、躍動。そしてそれをも無惨に打ち砕く非情な現実。クライマックスの公演のタップダンス・シーンでは感動でちょっと泣いてしまった。タップダンスと演出の素晴らしさに泣けたのだ。そしてそこからのラストの落差。いや、すごかった。やはり今は韓国映画の時代なのかもしれない。

紅一点の4か国語に通じた跳ねっ返りの「パンパン」役のパク・ヘスは、決して美人な顔立ちではないのだが、その佇まいというか雰囲気がとても美しい。いい女優だ。

なお個人的に映画館の営業再開後に映画館で観た2本目の映画である。しかしこの頃はまだ客が戻ってきてなかったようで、僕1人の貸し切り状態だった。

バラージ
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