劇場公開日 2020年2月21日

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「ちょっと無理あるコザックダンス」スウィング・キッズ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ちょっと無理あるコザックダンス

2020年6月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 色んな映画で使われているベニー・グッドマンの「シング・シング・シング」ですが、ついつい思い出してしまうのが『スウィング・ガールズ』です。ラストの一番盛り上がる場面でバンド演奏とともに5人がタップダンスを踊りまくるのですが、ガールズだったらここで絶頂感を味わい、あースッキリ♪という気分にさせてくれるのに、まだ続きがあった・・・

 「タイトルはファッ〇・アイディオロジー!」の言葉に集約された北と南の思想問題。しかし、朝鮮戦争そのものは次第にソ連とアメリカの代理戦争の様相を示しており、北の人たちにも思想が浸透していなかったからこそ、こういう言葉が出たのでしょう。『ブラザーフッド』(2004)を観たときにもそれを感じました。いきなり分断された国家。家族さえも分断されるほど38度線は冷徹で、市民には何の関係もないところで起こったこと・・・

 巨済島収容所はアメリカ人の所長によってかなり自由な雰囲気の収容所だったけど、今にも暴動を起こしそうな北朝鮮人もいた。主人公ロ・ギスの兄も英雄扱いされていて、突如現れたときは怖かったです。身長差もすげー。

 ピアノも弾けるタップダンスの名手M・ジャクソン軍曹。え、マイケル・ジャクソンの伝記?などとも一瞬勘違いしてしまいましたが、彼がまた上手い!フレッド・アステア並みというか、スピード感では彼を超えていますね。クライマックスではもう1曲くらい欲しかったところです。

kossy
こころさんのコメント
2020年6月26日

kossyさんへ
JAZZバンドのギターを演奏されていたんですね!
私は耳だけで、リコーダー程度です(笑)

こころ
こころさんのコメント
2020年6月26日

kossyさんへ
残念ながら私はJAZZ素人です。
中学、高校の吹奏楽、オーケストラの全国レベルの演奏を聴く機会が結構有ったというだけで、奏者ではありません💦
kossyさんはどの楽器を演奏されていたのですか?

こころ
CBさんのコメント
2020年6月25日

> ソ連とアメリカの代理戦争の様相

朝鮮半島の戦後を、日本で例えれば、東京含む東日本は共産主義国家で、大阪含む西日本は資本主義国家ですからね。「敗戦国側の植民地だった国は、自分で決めることもできないのか?意志が認められないのか? ファッキン、イデオロギー!」ってことでしょうか…

CB
こころさんのコメント
2020年6月25日

「sing,sing,sing」あのリズムだと、私も思います。
吹奏楽部からジャズバンドに!凄いですね 👀何の楽器を演奏されていたのですか?D.O.の真っ直ぐな眼差しが、一層深い哀しみを誘いますよね。

こころ
こころさんのコメント
2020年6月24日

観られたんですね✨
クライマックスでもう一曲、いいと思います。
コザックダンス・・・確かに高速過ぎでしたね😅
ふと彼らの表情が頭に浮かぶ事が無くなる迄、10日位掛かりましたが、感情が入り込んでらっしゃいませんか??

こころ