踊ってミタのレビュー・感想・評価
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もったいない
踊ってみた好きの自分からしたら、色々ともったいないと思った映画でした。まず、踊ってみたで人気のある人達は、背景の景色にも踊る時の衣装にも拘ってる。ヤンキーの子の踊ってみた動画を撮る時、スウェットみたいな感じの服装で踊らせるし、それがヤンキーの子のキャラだからなのかもしれないけど。三田が衣装を用意して、嫌がるヤンキーになんとか説得して着せる展開でもよかったかも。ヤンキーの子は、踊ると可愛い点はよかった。あと、りりりが出るっていうんで見にいったんだけど、アイドルのセンターになったと思ったらセクハラされて辞めるという謎の扱い。メインキャストと絡むことはなかった。例えば、メインキャストと絡ませて、5歳から踊ってみたをやってるりりりに踊ってみたの魅力を語らせてもよかったかも。あと、踊ってみたの観光PR動画撮影に応募してきた面々。百歩譲って老人と子供はいい。孫と踊ってるのはほのぼのするし、動画としてもありだとは思う。けど、外人はいらなかったなぁ。結局変な踊りしかしないし。ラストも時間稼ぎな変な踊りと老人と子供が踊ってる背後での賑やかし。これがほんと邪魔だった。さらに、次は俺の番と外人がやっとまともな踊りを見せてくれるのかと思いきや、いや俺が行くと、まさかの三田が外人の出番を奪う。結局外人は最後までまともに踊ることがなかったので、必要なかったんじゃなかろうか。それと、観光PRのたのイベントのはずなのに、なぜ場所はライブハウスみたいな場所なんだろうか。確かに踊ってみたのイベントはこういったライブハウスで行われるけど、地元PRのためのイベントでしょ?普通こういったイベントは、外でやるもんじゃないの?それか公民館とか。それに、ラストの夏恋花火を全員で踊るとこ、地元PR動画を見せたあと幕が開くのだけれど、幕が開いた全員いるのがわかって踊り出しの方がよかった。踊り出しても三田と武田のアップが交互に続くのはどうなの?と思った。せったく踊ってみたを題材にしてるんだから、踊りをみせてよと思った。踊ってみたなんだから、基本全身を映した画角が基本になってほしかった。アップは時たま入るくらいでいい。そして、ラストまでフルで見せてくれよー!いきなり途中で終わったと思ったら、まとめに入りやがった。そして、エンディングで出演者が踊るシーン。これもっとロケ地となった周辺の観光名所で撮った方がよかったのでは。メインストーリーは町おこしなんだし。踊ってるのが、町役場なんて映えないしね。学校の屋上ももうちょっと町の景色が映るように工夫して撮ってほしかったかな。あと、地元の人々にも踊ってもらったりした方が、このイベントが成功した感があってよかったかも。まぁ、踊りの指導とか大変だと思うけど。でも、メインで踊ってる出演者達が上手ければ、それでいいと思うし、踊ってもらった地元の人は踊りを楽しんでる感じさえ出ればいいと思うんだ。そしてなにより、りりりだけでなくもっと踊ってみたの人気踊り手を出してほしかった。せっかく踊ってみたが題材なのに色々ともったいないと思った映画でして。他にも色々と気になるとこがありましたが、もっと長くなりそうなので踊ってみた中心に感想を書きました。
飯塚監督は武田玲奈の活かし方を知っている
タイトル見た時点で「踊って、三田」って決め台詞で来るんだろうなと思うよね。どこで来るんだろと思ってたら、ちゃんと良いところで使ってきた。そこからストーリーが大きく動いて面白いの。
ヤンキーのミネタのキャラ設定がすごく良くて、傍若無人にくるんだけど躍ると可愛くて、ちょっと惚れっぽい感じとか。
ツンデレ女子高生の加藤小夏は雰囲気があっていい。副主人公って感じだった。
そして抑えめできた武田玲奈がラストに向けて全開になんだよね。岡山天音と踊るところはね、「十数年好きだった人から告白された女の子は、こんな表情で躍るだろうな」って感じで、いいの。
そのラストで街の良さを語る動画が流されるんだけど、良く見えるんだよね。作中の頭で流れた動画と同じ動画で、頭では「なんだこりゃ」って感じだったのに、ラストではグッとくる。編集の妙もあるけど、見せ方のうまさに痺れたね。
脚本も面白くて、武田玲奈の「だってイケメンじゃないですか」とか面白いし、前半で振ったネタを後半で拾ってくのも面白い。シーンがぶつ切れな感じで普通は続いてない感じがすると思うんだけど、気にならないんだよね、そこもすごい。
あと出番は少なかったけど小牧那凪の存在感が良かった。主演映画も観てみよ。
役者は良し。ストーリーが残念だが、なんとか仕上げた作品
「町おこし」「踊ってみた」「ボカロ」って、相当に「いまさら?」ってキーワードの青春群像劇。東京で落ちぶれた広告マン(岡山天音)が地元の役場に勤め、同僚の同級生(武田玲奈)や、アイドル崩れの女子高生(加藤小夏)らと「踊ってみた」で町おこしをする、という話。
役者はとても良かったです。
主演の岡山天音は、どこまでいっても「クズ」な奴。これっぽっちも、良いことを言わない。こういう主人公って新しくて良かったです。
同僚役の武田玲奈は、しっかり演技しています。岡山天音が役どころ同様にいい加減なので、この話の狂言回しとして、支えています。ダンスも上手いし、モデル出身でスタイルもgood。よく見れば可愛い役、って地味子ちゃん役が似合っています。
加藤小夏は、超絶美少女。猫目の小顔で、手足が長くて、、、、。CMとかで使えそうなタイプです。演技は、まあ、地の演技でしょう。良い作品に出会えれば、ブレイクもありそうな子です。
と、まあ、ここまではネタバレ無しの良いところ。で、やっぱ、点数が2.5点なのは、ストーリー。以下は、ネタバレで。
一応、起承転結はあります。途中は崩壊していますが、奇跡的にラストはまとまっていて、辛うじて映画にはなっている。ただ、致命的なのは、岡山、武田、加藤の主要キャラの「動機」が弱すぎること。
岡山天音は東京で全く才能無しと言われ都落ちしてきた訳です。じゃあ、町おこしをして「見返してやる」「やりたいことを思い出す」「自分を取り戻す」といったゴールがあるか、というと無い。ラストで武田に「好きだ!」と告白するが、武田の返しのセリフのまま「ここで言うかよ?」なんです。どこで惚れたのかが分からん。
武田玲奈は岡山のことが「幼馴染で昔から好きだった」というのは、まあ良い。でも少しぐらい「守ってくれた」とか「足が速い」とかあるだろう。「今はダメ男でも昔は良いところが〜」的なものがあり、それが何かのきっかけで「昔の彼みたい」で惚れ直す、ってのが王道でしょ?それが「イケメンだから」って適当な理由じゃ〜。変態町長とその娘と絡むシーンは、ありゃ不倫か?と期待したが、何だったんだ?
加藤小夏は「ご当地アイドルでセンター」だったのが「親の反対で脱退」。地元の高校でも「元アイドル」でいじめられる。で、そこから抜け出したしたい、ってとこは良いさ。でもそのきっかけが「町おこし」か?何の説得力もない岡山の誘いに乗るか?ラストはいじめてた同級生の一人と和解してダンスを踊るが、これだってもっと伏線張れよ〜。Vtuberの中の人ってのも、なんも回収されていないし。
どうしても、この主要キャラが「青春」にも「群像」にならない。所詮、町おこしなんてそんなもんだ、ってシュールさを売るようなオシャレな映画でもない。だってテーマがいまさらニコ動でっせ。
プロットとしては成り立っているのでしょうが、何を伝えたかったのかが、伝わらなかった。プロットのあと、キャラ毎の設定をちゃんと作らずに脚本を作ったんかな〜。で、さすがに最後は「ヤバイ」ってなって、本気でまとめたんかな、と。
干し芋のはなんですか
栃木だか群馬だか辺りの過疎化が進む架空の田舎町を舞台に役場の観光課で働く三田が2週間で町を活性化する為の映像配信をするという命を受けて奮闘する話。
東京で映像製作代理店で働くもセンスもなければ姿勢も中途半端で、挫折して帰ってきた三田が行った、つまらないプレゼンのフォローで同僚が発した踊ってみたをやってみたら?が採用されて、踊ってくれる人を探すことになっていくストーリー。
地元発の東京に出荷されたアイドルグループを辞めた女子高生とか、爺さんと子供、辛口金髪姉ちゃん、胡散臭い外人等々を絡めて、主人公の過去のことなんかにも触れつつ面白おかしく展開していくけれど、同じ様なことの繰り返しで単純なストーリーがなかなか進まないし、どうでも良いキャラやシーンにも結構な尺を使っていて、回りくどく長ったらしい。
良く言えば丁寧なんだろうけど。
決してつまらなくはないしテンポが悪い訳でもないのだけれど、イマイチ乗り切れず、面倒くさく感じてしまった。
☆☆☆☆☆ 2020 今んとこ、一押し!
☆3!最高にいい映画です。でも、玄人には評価されないんだろうなぁー、きっと。だから、なおさら、いい。今時のテレビドラマも、こういうの、つくれなくなったしね。
ストーリー展開、脚本、カメラ、編集、そして、キャストの演技、みんな最高です。(手づくり感が上手に感じられます)
難し好きの頭の持ち主も、お堅い思考の方にも、つくれない上質の本当の映画だと、私は思いました。ぜひ、体感してみてください。
岡山天音くんの主演作。
岡山天音×飯塚俊光 岡山天音×加藤小夏 岡山天音×武田玲奈 岡山天音×中村優一 どれを切り取っても岡山天音くんの凛としている素敵な演技を見ることが出来ます。踊りは結構な量あります。これを1から身体に叩き入れセリフも入れ、一般人からは想像もできないような努力で出来上がっている映画でした。何回みても新しい引き出しをたくさんくれます。三田くんの余裕な表情だったり切羽詰まってる表情、楽しそうな表情、緊張している表情、全てにときめきがあります。ドキドキワクワクします。
加藤小夏ちゃん初ヒロイン映画✨
伊参スタジオ映画祭でのプレミア上映で観ました。
加藤小夏ちゃんと岡山天音くんの大ファンであり、またダンスを題材としており自分自身ダンスの経験があるため上映前から興味を持ち、とても楽しみにしておりました。
作品では序盤からアップで映る小夏ちゃんの可愛さに心奪われてしまいます。天音くんとは2度目の共演という事で息もピッタリ!
個性溢れるキャストが脇を固め、コミカルな要素が随所に散りばめられており上映会場は終始笑いに包まれていました。
ルー大柴さん、えんどぅさん、横田真悠ちゃん、子役の男のコ。この4人が演じるキャラに加え、天音くん演じる主人公 三田(ACミタ)に多くの方がハマると思います。
アイドル好きの小夏ちゃん演じる古泉ニナの切れのあるダンス、そしてアイドルとしての表情、仕草は必見です。
また苦悩を抱え直面する困難、それを乗り越えていく姿を迫真の演技で表現しており感情移入してしまいました。
コミカル、シリアス、ほのぼのとした展開そしてダンスシーンがバランス良く構成されており最後までドキドキ、ワクワクしながら観られます。
俳優陣が気持ちをこめて踊る姿には胸が熱くなります。
飯塚監督、俳優陣の人柄のよさが映像に表れておりとても温かみのある作品です。
青春ものやコミカルな作品が好きな方には特にオススメです。
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