「ちょっと判断難しい」ブルーノート・レコード ジャズを超えて でゑさんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっと判断難しい
ブルーノートと一口に言っても
ビバップ以前〜ビバップ期〜ハードバップ期〜ソウルジャズ期〜リバイバル期〜現在
とあってその時々のミュージシャンなどがいるので
これを一緒くたに語るのは少々難しいと言うか
無理なんじゃないかなと思う。
保守本流が好きな人達にとってソウルジャズ期なんて洟もかけられないだろうし
現代のラップを中心としたシーンでは
ハードバップ期以前はかったるく感じる事もあるだろう。
自分は正直リバイバル期までは理解できるが
ラップ中心の今の感じは
説明があってもどうも納得いかない感じ。
言っちゃ悪いがブルーノートと言う御旗を使いたいだけなんじゃないの?とまで思ってくる。
いやラップが嫌いなんじゃない。
でも先輩方の諸作品に匹敵する作品を現在出したのか?
アルフレッド・ライオンのセンス、フランシス・ウルフの美的感覚、ルディー・ヴァン・ゲルダーの音作り
それらに比肩する物を今の作品群は作っているのか?と言うとなんとも言えない。
映画自体は悪くない。
淡々と歴史を追うだけだから。
でもブルーノートと言う素材自体に昔日の輝きはあるのか?と言うと…。
でもあくまでもコレは自分の意見。
新しいブルーノートに光を見出す人もいるだろう。
故に4までは行かずとも3.5をつけておく。
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