星屑の町のレビュー・感想・評価
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赤いネオンに◯◯まかせ燃◯◯花咲くアカシア◯甘い香り◯誘われて
どこで見たのだろう。この舞台は見たことがある。昔、シアタ◯チャンネルって放送が、スカイパ◯フェクトTVにあって、どうやら、それで鑑賞したようだ。
歌が歌える俳優さんを使って良く計算された話になっている。
ムード歌謡か!昭和の「終わり」から、平成の「頭」にかけて良くカラオケへ行って歌っていたが、自分を録音した音源を聞いて、自分の才能がないのを思い知って、カラオケは止めた。僕のオジキは売れない歌手をも兼任でやってたし、僕の数少ない友達は、旧国営放送の「のど自慢大会」で優勝した。
それはともかく、八◯亜紀さんの御冥福をお祈りしますが、彼女の「舟◯」を美空ひば◯さんが歌った。歌のうまい美空ひ◯りさんだから、そつはないが、僕は八代亜◯の「◯唄」の方が良かった。
旧国営放送のリメイクの様な話だが、歌がメインストリームで良かった。
駅は 岩手県二戸郡一戸町の小鳥谷駅ダネッ。青函連絡船を降りて青森から盛岡まで急行を使ってここは通っているが、残念ながら降りたことはない。
「シャボン玉」「I miss you」
愛&ハローナイツのオリジナルの様だ。良いね。
ムード歌謡と言うよりも旅情歌ダネッ
表題曲の続き
「あなた◯二人 散った街
あ◯ ここは札幌 中◯島ブル◯スよ」
せっかくなのに、何もかもが中途半端な印象でした
せっかくのんさんが主演で、重要なシチュエーションが昭和歌謡という格好の題材なのに。
何もかもが中途半端な印象で残念でした。
愛ちゃん(のんさん)に何をさせたかったの?
ラストに至ってはまさに『あまちゃん』の焼き直しだし。
そして期待しすぎていた昭和歌謡を歌うのんさんだったのですが、これがまた中途半端なのな。
もっと何曲もプリーズと思ってしまいました。
私、ミュージカルは苦手なのですが、この作品に関してだけは、のんさん主演のミュージカルに振ってくれた方が嬉しかったかな、と思うです。
廃れたメロディライン
なんつうか…和む?
それとも老いる?ダレる?余生の穴埋め?ムード歌謡という独自の世界観をどお表現していいのか分からない。
なのだが、前時代的なメロディラインを居心地悪く感じてない俺はなんなんだ?
なんでこの作品を撮ろうと思ったんだろう?ムード歌謡の復権なんて事はあるわけないだろう。町興し的な事でもないと思う。
そう…野心を感じないのだ。
そもそも、そんな大義名分などいらないってスタンスでスタートしたのかもしれない。
なんか、あくせく足掻く自分とは違う世界の話しのようで…俺の現実とリンクしなさすぎるのだ。
物語もなんだか漠然としてるし…結末もなんかスッキリしない。
温泉街の営業でああいうステージが実際にあるんだろうけど、出会した事も無ければ興味もない。出会したとしても、わざわざそれを観てる自分は想像できない。
ただ…歌詞がすんなり耳に入ってくる。
聞き取れないって事がまずない。
オリジナル曲で「シャボン玉」ってのがあるんだけど、悪くないって思えちゃうのだ。
癒されるわけではないんだけど…なんだろこの脱力感は?
全編通してゆる〜い空気感だった。
設定がどこかのド田舎で、流暢な方言が耳に楽しい。役者陣が実に巧みで…のんさん、菅原さん、小宮さんを筆頭に皆様素晴らしかった。
カタカナのお二方の芝居がステージの上と差異がなく芝居じみた感じが払拭されずで残念だった。
戸田恵子さんの美声にうっとり。
さすがは声優さんで、歌いながらも1音1音が明確な感じで、滑舌の良さが際立つ。
作品的にはなんら意図する事もないように思え…のっぺりした印象。
エンドロールに「あまちゃん復興委員会」だかなんだかのコールがあり、あぁこれはのんさんの為の作品だったのかと凄く納得。
歌声にしろ方言にしろ、ギターまで披露して…掃き溜めに鶴って感じもありで、彼女の良さが余すとこなく出てたように思う。
総じてのんさんのPV、かな。
ムード歌謡って需要あんの?
俺にも需要を感じる時期がくるのだろうか?演歌のように日本の心ってわけでもなく、第一線のミュージックシーンとはかけ離れてる。ポップスって言う程ポップな感じもないし…隙間産業的な立ち位置なのだろうか?
極めて中途半端で淘汰されていった分野であるはずなのに、この息の長さはなんなのだろう?何が需要を産むのだろうか?
ムード歌謡を楽しめた人達が全員死んだら、このジャンル自体が成り立たなくなるように思え…次に年号が変わる頃には、口ずさむ人は誰もいないんじゃなかろうか。
■追記
ふとカチッとハマった単語があるから書き足してみる。
前述した「野心」っものだけど、そもそも介入できるような下地はないのかもしれない。
では続けていくモチベはなんなんだろうか?献身的なサービス精神なのかと思う。
まるで恋愛のソレに似てる。
温泉街のステージで爆音を流されても疲れるだけだろう。日々の疲れを取りに来てるのに捲し立てられても迷惑だ。
高音を駆使し、変調やら使われてもテレビから流れるソレと変わらないだろう。
日常を遠ざける空間。
「このステージをしてる間だけは、どおぞ肩の力を抜いて楽しんでください。お客さんが楽しんでくださる顔が見れるのが僕ら1番楽しいんです。」
そんな理念があるとするなら、それはもう純粋なエンタメ精神の根源じゃないか。
確かに俺はボンヤリできた。
物語を追うのに思考を酷使する事もない。つまりは好きではないけど嫌ではないのだ。
…嫌、ではない。凄い事だ。
バブルの世代だったか現代の音楽を現すキーワードはなんですかって質問に小室さんだったと思うけど「雑音」って答えてた。
当時めちゃくちゃ納得した。
何かしらの音が絶え間なく聴こえてきてたら1人を誤魔化せるとかなんとかって理由だった。
コレはそうではない。
どっかから聞こえてくる音楽でも、自分の為の主張でもない。
あなたへ歌ってるって事なんだと思う。
だからスローだし、歌詞も分かりやすい。
誰が聞いても、聞こえてくるんだ。
おみそれしました。
ムード歌謡自体に野心はなくても、この作品自体はとてつもなくアナーキーな反骨精神から想起されたのかもしれない。
と、なんか妙なところで想像力が働いて、勝手に合点がいった昼下がりであった。
あとでゆっくり効くんです 毛生え薬のように
【のんちゃん、おがえり】
本名なのに「能年玲奈」つがえなぐなって、おらもくやしがったなぁ。
んでも、もうすんぱいいらね。
こったらむすめっご、どこにもいねえよ。
おらがず~っと応援すっがら。
【長らくお待たせいたしました】
ムード歌謡コーラスの火を消してはならない。
25年間、劇場で熟成いたしました「星屑の町」
今宵、愛ちゃん(能年玲奈)を迎えまして、
満を持しての銀幕での開演でございます。
【山田修とハローナイツ】
小宮君をリーダーとする山田修とハローナイツは
ただのムード歌謡コーラスグループではなかった。
何でも自前でできる。西やんはお裁縫も抜歯もやる。
歌の前口上(宮尾すすむ、綾小路きみまろが営業でやってたやつ)はリーダーがやる。
曲のあいまのトークは大平サブロー、ラサール石井の漫才で歌よりむしろ盛り上がる。
メガネはかけていないが、さりげなく、横山やすし師匠の「怒るで~しかし」や
寛平ちゃんの「かい~の」も挟む。
ラサール石井はコント赤信号の中で唯一関西人。二人の掛け合いの安定感は抜群。
歌謡漫談ショーの要素をコーラスグループに乗っけちゃうんです。
和田弘とマヒナスターズ、秋庭豊とアローナイツ、黒沢明とロス・プリモスの流れではなく、
灘康司とモダンカンカン、東京ボーイズのながれなんです。
中之島ブルースなんか、つい、菅六郎と仲八郎の掛け合いを思い出してしまいました。
🎵天気が良ければ晴れだろう 天気が悪けりゃ雨だろう
雨が降ろうが、風が吹こうが
東京ボーイズ
🎵ほがらかに~
あらら、完全に脱線しました🙏東京ボーイズファンなもので🙏
【ハローナイツ メンバー紹介】
山田修(小宮君;親愛を込めて):東京のレコード会社を辞め、ハローナイツを結成する。地元は岩手県久慈。実の弟は山田英二(菅原大吉)。独身。今はカラオケ教室が副業(主業)。生徒のアラフォー女性との結婚を夢見る。
市原一樹(ラサール石井):東京でデブ専パブを経営している。西やん(でんでん)は上京するたびに店に寄る常連らしい。根っからの軽薄男。歌手志望の愛ちゃんにハローナイツに入らないかと酔いに任せて言ってしまう。
青木五郎(有薗芳記):のっけからむし歯が痛み、歯医者まで車で一時間以上の田舎にいら立つ。かなりの毒舌。しかし、メインボーカルのしんちゃん(太平サブロー)をすごく評価している。
込山晃(渡辺哲):小宮山かと思ったら、込山。リーダーが小宮くんだから、紛らわしいよ。メンバーのなかでは重鎮で、言動に説得力がある。話を膨らませてじわじわ相手をその気にさせる話術の持ち主。痔持ちでボラギノールとクッション座布団が手放せない。このひとのセリフは沁みて来て、やばい。青木(有薗)の前振りで、こんな芸能生活を長くしていると「歯がいたくても、歯医者にも行けない」には吹きました。
西一夫(でんでん):妻と4人の子供がありながら、ハローナイツに参加。自衛隊あがり。虫歯の青木五郎(有薗芳記)とは性格上あわない。ナローナイツの存続に内緒でリーダーの小宮君に300万円を貸すお人好し。
天野真吾(しんちゃん;大平サブロー):大阪のミナミでうだつがあがらなかったが、修に拾われ、メインボーカルに。さようならの彼方にがすごくよかった。60過ぎているのにけっこう声ののびがよかった。
アタシは実は「でんでん」見たさにこの映画にかなり前からロックオンしたのでした。
【キティ岩城】
この映画にキティ岩城こと戸田恵子がどさ廻りのソロシンガーとして加わります。戸田恵子は女優でありながら、実は歌手としてデビューしている過去があり、2007年に歌手として再デビューしている実力派。戸田恵子、すごくうまくて、かっこいい。男たちがもめている間に挟まれるステージシーンはこの映画の構成上とても重要です。由紀さおりの「手紙」。本人より色気がありました。由紀さんごめんね。愛の暮らしも良かった。のんちゃんが楽屋の手伝いで来た時のやり取りで、戸田がソングパートナーというのに、「ハローナイツの前座か?」とのんちゃんがずけずけ言って、「感じ悪い子!」と返すセリフにまず吹きました。のんちゃんのものおじしない性格は「あまちゃん」を思い出して、なつかしかった。
ラサール石井が公演前日に愛の母親(相築あきこ)がやってるスナックで飲んで、愛ちゃんに歌手デビューさせてあげると軽口をたたいてしまいます。
まぁ、これがこの映画のストーリーのとっかかりです。
一度は東京に出て行って、歌手デビューに挫折した愛ちゃん。家族、啓太、英二は知っています。でも、ハローナイツのメンバーは知らない。
愛ちゃんには父親がいない。父親捜しのための歌手志望もあり?
有名になったら、父親が名乗りでてくれるかも。
大平サブロー(真吾)がお父さんかもと、母のスナックで手伝ううちに、常連客に吹き込まれる。
母親役の相築あきこ(久間部浩美)とのやり取りで、
「なんでお父さんの写真がうちには1枚もないの?」
「引っ越しの時になくなってしまったのよ。マグロ漁船の乗り組み員で」
「インド洋で海に落ちて死んだんでしょ」
「そうよ」
「嘘くさ!」
キティ岩城が愛&ハローナイツで売れてきた愛に訊く。 理想の彼氏は?
「おっとうにしとくかな。あったこどないけど」
「もうこの世にいないんじゃないの。生きてたら、絶対会いに来るよ」とキティは言う。
残酷な気もしたけど。
【愛の採用試験】
愛は啓太にハローナイツじゃないとだめなんだという。 頑固。
大平サブローが父親でないかと言った、スナックの客の言葉を信じている感じ。
控え室の音楽室のフォークギターの弾き語りで藤圭子の新宿の女を歌います。
出だしはすごくよかった。ギターもまずまず。
そして、愛の採用をめぐってメンバーのもめごとがおこります。
愛ちゃんの芸能界志望をあきらめさせようとする渡辺哲の嘘くさい長ゼリフが妙に刺さります。
「デビューして7年、8年経つと、怠け癖が染みついて、酒浸り、ギャンブルで、歯が痛くても歯医者にも行けない」
【久間部六蔵】
愛がハローナイツのメンバーになって、地元を出て行ってしまい、
息子の啓太とうまくいかなくなってしまうことを案じた英二(菅原大吉)は愛の祖父
六蔵が殺人をものともしない強面であることを怪談ばなし風に話す。
愛を芸能界に誘うことは、ひとさらいも同じこと。どんなむごい殺されかたをするかと。
メンバー全員が震え上がる。昔の映画のような殺陣シーンがうつされる。
泉谷しげるかなと思ったら、柄本明だった。実は3年前に死んでいたのだが、生きていると
嘘ついていた。
泉谷の方がコメディとしては面白かったんじゃないかな?
しかも生きている設定で。
【男たちの本音】
この映画の真髄(見どころ)は本番の出番直前のメンバーの男たちの本音のぶつかりあいです。
メインボーカルのソロ離脱をめぐって、本番中にもかかわらず、大げんかになります。
リーダーはついに解散を言い出します。
でんでんが青木の虫歯をまるで必殺仕置き人のようにズバッと抜きます。
あー、すっきり。
大平サブローはこんな気持ちで、うたえないと、出ていこうとすると、
込山が力ずくで止めます。
俺たちは素人だけど、あんたはプロだろ。
プロが仕事投げ出すのかと。
効果的な雷鳴と土砂降りの雨。
【エンディング】
最後に愛が啓太(小日向星一:小日向文世の子供)に言う。
「もうわたし、後ろは振り向かない」
能年玲奈の覚悟とダブる。
ハローナイツの唯一のオリジナル曲 I MISS YOU。
窓ガラス曇るほどに愛をかさねあったのに
あなたのいない夜がこんなにつらいなんて
思い出は幸せの抜け殻さ、もう一度やり直したい
I MISS YOU
愛(のん)はハローナイツを抜け、前にすすむ。
ハローナイツはキティ&ハローナイツで汽車でどさ廻りを続ける。
そこへ、サブローが乗り合わせる。
ソロはつまらんやろ。
そうゆうこっちゃ。
親同士(英二と浩美)が再婚したら、愛と啓太は子供同士で、結婚できない。
でもハッピーだね。
【4月4日追記】
恋の季節は小学校低学年のときに、ホームルームみたいな時間に担任からなんかやりなさいとむちゃぶりされて、ひとりで歌った記憶があります。担任にはバカ受けでした。シルクハットはありませんでしたが、あるつもりで振り付けもやりました。
学園祭でコント赤信号を呼んで、体育館でライブをやってもらいました。小宮君とは控え室でがっちり握手しました。この映画のキャストは小宮君率いる演劇人の舞台の映画化で、卒業アルバムみたいなものであると認識しております。コロナ禍は本当についてない。NOBUさんのようにカラダを張って観賞してくれる人に小宮君になりかわりまして御礼申し上げます!
Bacchusさんからもコメントいただきましたが、愛がハローナイツを抜けたのは、愛の気持ちを汲んだキティ岩城が自分から小宮君に、「アタシがハローナイツに入るから、将来性のある愛はもっと若いグループに行かせてあげてよ」と、裏で手を回したんですよ。そうじゃないとキティと愛がライブハウスの非常階段でのふたりだけの場面が死んでしまうのです。キティが愛のお父さんはもうこの世にはいないよとキッパリいうセリフが生きて来ないのですよ。本当の父親探しを諦めて、あんたは若いんだから、もっと将来性のある道を行きなさいと自分を犠牲にしてくれたんだと思いました。本当はキティもどうせどさ回りするんなら、気の合うおっさんと旅をしたいんですよ。大人の女のカッコ良さに惚れ惚れしました。泣ける。泣ける。
のんちゃんが輝いていた‼
のんちゃんが輝いていた‼唄が上手い、声が綺麗だ。後は♥を歳を重ねて身に付けることなだな。ヒロイン・愛(のん)は歌手になりたくて上京、騙されて村に戻った。村にやって来た山田修&ハローナイツのオーディションで「新宿の女」を披露する。すったもんだ有ったが、ボーカル天野真吾(大平サブロー)がソロで抜けた後釜になる。それまでドサ回りしていたハローナイツが、「恋の季節」で大ブレイク‼彼女の幼馴染の圭太が愛しているが故に背中を押して送り出した事にはホロリ。
能年玲奈(女優・歌手)
ストーリーは他の方のレビューにあるとおり少し物足りないです。
主人公の愛が歌手になる話ではなく、一度諦めた歌手を再び目指すまでの葛藤を描けば十分なストーリーになったのかなと思いました。
ただ、今回この映画を観たのは女優・能年玲奈が見たかったから。そして、歌手・能年玲奈の歌が聴きたかったから。
この二点については大満足でした。女優としての華やかさは昭和の大女優の様だったし、少し鼻にかかる歌声は本当に魅力があります。
スクリーンで能年玲奈が歌っている姿はとても素晴らしいので、能年玲奈のファンは是非観てください。
黄色い117クーペ < 赤いプリンス・スカイライン・コンバーチブル
117クーペ、名車ですけどね。ここはコンバーチブルだろ、って思いました。そうそう。ラストも。ギター一本でピンで弾き語りでしょう。イヤイヤ、それは激しすぎるだろ!って。ちょっとビックリしたw
舞台演劇のスピード感は、やっぱり落ち着いてリラックスして楽しめます。吉本新喜劇みたい。のんちゃん、可愛いです。ほっこりします。でも。歌、ちょっとアレじゃないっすか?そのお。そそそ。ねぇ。言い難いけど。小声で言うけど。ちょっと。あんまし。ジョウズや無い事あらへんかいな。率直に言うと。上手くないっしょ。しつこく言うけど、一般人並みやん。ちょっと調子に乗って来たから、もう一回言うと、下手ですよね?上京して歌手目指すって役どころにしちゃ。
あー、すっきりした。これがひっかひっかひっかひっかかっててて。ここんとこに。のどの奥に。言って、すっきりした!
愛が去った後の、アローナイツとキティの汽車の旅が、昭和風情に溢れてて好き。寅さんみたいじゃないですか。ドさ廻り人生も、仲間の一緒なら楽しいんですよね。
脚本も演出も役者さんも、ちゃんとしてて良かった、のんは好きだけど、あの歌唱力はちょっと...吹き替えでも良かったんじゃないでしょうかと。かなり真面目に言ってますw
彼女がスクリーンの中で輝く姿を見るだけで
のん。
このキラキラした透明感(矛盾してる?)はより深みを増している。
昭和歌謡にのせて、そのヒロインとどうしようもなくしょぼくれたおじさん達の芸達者ぶりも見ていて愛おしい。
「恋の季節」にのせて徐々に売れていくシーンには、あまちゃん最終回の北三陸鉄道の線路とトンネルの先につながる物語のようにも思えて感慨深かった。
観終わって幸せな気持ちになれる作品です。
とっちらかったお話
観終わったあとに舞台の脚本が原作って知った。なんかとっちらかった話だなと思ってたらそのまま終わってしまった。
まず、愛がハローナイツに加入するまでが長い。舞台であればそれだけで成り立つのかもしれないけど、映画はそれだけだとキツい。愛が加入してからの話が面白くできるはずなのにそこはアッサリしてるし、父親が誰かって話も中途半端。そして恋の行方も変な形で終わってしまった。しかも変なユニットに入ってるし。
もっとコメディっぽい話で笑えると期待してたがダメだった。個人的にはほぼ笑えない。かなり残念だ。
のんはかわいかったけど、それだけで満足することは難しいかな。
いろんな好きの部分も多々あるから惜しいです。
公開前からずっと気になっていた作品で、面白そうな感じにうずうずと鑑賞を楽しみにしてて、初日に鑑賞しました。
で、感想はと言うと、惜しい。
面白い部分も多く、素敵な作品で琴線に引っ掛かる部分も多々あるのにどうにも惜しいのが個人的な感想。
レトロな感じと50代以上なら涙腺が緩むムード歌謡のオンパレード♪
サントリーオールド(通称 ダルマ♪)とか、タバコのピース缶とか出てきそう♪
歌手を夢見る田舎娘が何を思ったか、売れない歌謡グループに参加を熱望し、あれよあれよと売れていくと言う、オジサン泣かせの設定はスナックで夜毎小指を立てながらカラオケでオハコの歌謡曲を歌い、うっすいウイスキーの水割りを飲んでる人なら涙がちょちょ切れるくらいにビンビンと来るw
でも、やっぱり惜しいんですよね。
長年舞台で愛されていたお話ではあるので、舞台なら大丈夫な部分でも映画としてはいろんか部分が足りないと言うか、はしょってる所もあって難点と言うかツッコミどころが多数。
・「何故、愛が古いムード歌謡のオジサンばかりのグループ、ハローナイツに入りたがるのか?」
実家がスナックでムード歌謡に慣れ親しんでいたと言うのは分かるけど、その辺りの説明が無い。
せめて、実家のスナックのカラオケでバンバン古い歌謡曲を歌っているとかの描写があれば良いのに、ちょっと突然過ぎ。
またハローナイツの名曲「MISS YOU」が好きだと言う描写があったけど、ハローナイツの思い出話とか欲しかったかなとか
・「地元の小学校でコンサートをするまでの控え室での件りの描写が長過ぎ」
地元凱旋のコンサートでの控え室でのドタバタ話の件りが長いw その後の愛との巡業が削られすぎていて、この件りが長過ぎるのと間延びしてるのはバランス悪いんではないかい?とか
・「愛が入ってからの『愛アンド ハローナイツ』が急に売れ過ぎw」
地方のドサ回りの営業から、客が徐々に入っていき、テレビ番組に出演して、レコーディングをするまでの流れが端折り過ぎ。オジサングループに若い女の子が入ってレトロな歌謡曲を歌うのは話題になるにしても、もっとここは丁寧に描いて欲しかった。とか
・「愛がハローナイツを脱退して、新しいグループでやっていくのが突然過ぎ。」
愛のグループ参加を快く思ってなかった五郎のいざこざや新たな舞台で一人で頑張りたい!などの物語があっても良いのに、そこもなく突然の脱退で、ソロで活動するかと思いきや、若い男性グループ「残波」に入っている。
元メンバーでボーカルの真吾が戻ってくるのも突然。
あれだけ熱望してたハローナイツ入りはなんだったの?ただの踏み台?と思えるくらいにあっさり。
愛の脱退の葛藤とか、他のメンバーの愛をあえて心を鬼にして送り出す描写があっても良かったのでは?とか
・「歌謡曲の歌うシーンがどれも短い。」
この作品のキモでウリでもあるのにどれも劇中で歌っているシーンが中途半端に短い。
様々な昭和の名曲が多くて、「恋の季節」「宗右衛門町ブルース」「ほんきかしら」「新宿の女」「中の島ブルース」とオジサン世代が感涙の聴けば誰もが耳にしたことのある昭和歌謡が続々と登場しているのに細切れ感でなんか足りない感じ。
フルコーラスとは言わないけど、そんなのがいくつかあっても良かったと思うし、もっとじっくり聴かせて欲しかったなぁとか
・「キティ岩城が何故前座?」
戸田恵子さん演じるキティ岩城がハローナイツとセットで巡業に回っているのは分かるけど、何故ずっと前座なのかが謎な感じ。歌が上手くてプライドも高そうな感じでw、正直ハローナイツよりも売れてそうでファンもいそうなキティ岩城をずっと前座扱いにさせているのは違和感アリ。
ここでキティの“いつまでもアンタ達の前座じゃないのよ!”とばかりの葛藤とか、そんなトラブルが愛の脱退に繋がるとかに結びつければよいのに、ちょっと勿体ない。
もっとキティ岩城の歌唱シーンが見たかったなぁとか
他にも幼なじみの啓太との恋模様を確りと描かずに親同士の恋愛話を描いてるのもちょっと蛇足な感じもするし、あと愛が主役なんだろうけど、ハローナイツとのバランスが良く言うと五分五分。悪く言うと、無難になり過ぎていて、どっちが主役か分かり難い。
個人的にはここは愛押しの方が良かったけど、愛ではなくハローナイツなんだろうけど、それならそれでハローナイツの悲哀の物語をもう少し丹念に描いても良かったと思う。
コメディなので細かい事は言いっこ無しと思ったんですが、凄く好きな設定だっただけにいろいろと好き勝手に言いましたw
でも、楽しめる要素は多々あるのに、足りない部分もちょこちょこある。
でも、なんか楽しい作品で舞台で見たら、楽しめそう♪
のんさん演じる愛の歌謡曲の歌唱シーンは初々しくて良いし、「ピンキーとキラーズ」やオールディーズな感じも良い感じ。
MVの撮影雰囲気も良い感じ♪
のんさんはいろんな事がありましたけど、声優として参加されている「この世界の片隅で」も含めて、女優として良い成長をされておられると思います。
役者としての成長の時に仕事が少ないのは本人も含めて勿体ないと思いますが、いろんな経験が彼女の血となり肉となってると思いますし、ひとつひとつの仕事を確りと取り組まれている結果かと思います。
また「あまちゃん」のイメージか地方と方言が似合うなぁw
良い感じの雰囲気の作品で、観賞後はスナックで昭和のムード歌謡を歌いたくなる事必至w
感想とはまた別に残念なのは、都内での上映映画館が2館(丸の内東映とテアトル新宿)と言う少ないのが残念。
歌謡曲の昭和の名曲に浸れるのに惜しいなぁと言うのが個人的な感想ですが、懐かしくも愛しく、甘酸っぱい感じに浸れるので如何でしょうか。
昭和の世界に迷い込んだような懐かしい気分になりました。レトロ感の漂う作品です。
舞台劇を映画化した作品。 …らしいのですが、初めて知りました。
予告で観た世界観と登場人物の雰囲気がとても良い感じで
「観る」以外の選択肢がありませんでした。
東北の田舎町。 飛び交う方言。
昭和歌謡。 漂うノスタルジー。
そういったものが混ざり合って
とてもいい風味の作品になってました。
「あまちゃん」の雰囲気も漂ってます。
人情の絡んだいいお話です。
登場する役者さんが、みな個性的。
5人のコーラス隊のみなさんの (← all 爺さんズ)
性格がしっかりと書き分けられているのが 地味にすごい。
※出演者の平均年齢とても高そう …汗
エンディングの映像が
夕焼け空で始まり、終わるころには星空。 ☆☆
とてもいい感じでした。
☆
ヒロインの祖父、六造じいさん
登場シーンのインパクトが強烈。
役者は誰かな? あ、もしや… わーい 柄本明だ~
内容は書けません…。
それはそうと
上映館数、少ないですねぇ ふぅ
全国展開始まっても少なそう。
観る機会があってお金に余裕のあるかた、ぜひどうぞ。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
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