「必然性のないアクションが惜しい。M.E.ウィンステッドは好演」ジェミニマン AuVisさんの映画レビュー(感想・評価)
必然性のないアクションが惜しい。M.E.ウィンステッドは好演
バイクでのチェイスとアクションは見た目に派手だし、若いクローンの顔はパフォーマンスキャプチャーとCGで描かれた点を考えると、活劇の振付と撮影技術の両面で偉業と言える。だがクローンは自動小銃もあるのに、追い詰めたアーサーをわざわざバイクで倒しに行くのは暗殺者として失格。人馬一体ならぬ人・単車一体の格闘シーンを見せたいにせよ、観客を納得させる自然な状況を用意してほしかった。
メアリー・エリザベス・ウィンステッドは「ファイナル・デッドコースター」で魅力的な若手が出てきたと喜んだものだが、以降は役にあまり恵まれていない印象。女優陣が男勝りの大暴れをする「デス・プルーフ in グラインドハウス」にも出演したのに、彼女が居眠りしている間に肝心の活劇は終わってしまうし。それもあり、今作でアクションも頑張っていたのは嬉しい驚きだ。
「3D+in HFR」は賛否両論あろうが、個人的には新鮮で面白かった。
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