「後始末」復讐の十字架 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
後始末
大人しく母親思い友人思いでマジメに仕事をするのに豹変したかのようにやさぐれる一面を持った男が、過去の闇に侵され払拭して行く話。
ふとしたことで憤怒したり神経質になったり悲観的になったりと情緒不安定な主人公。
かなり早い段階で、しかもかなり意外な方法でそれが何かをみせられ話が展開して行く。
この時点では明言する訳ではないので、気づかない人もいるかもしれないが、そこは公表されているあらすじから察しましょう。
感情表現の波が激しくなり自らハマっていく様子は重くてやるせなくて悲しいし、語られる本当の彼の優しさや男気が加味されてモヤモヤが募っていく。
こんな経験がある人は稀な訳で、主人公の心境を理解するのは難しいし、自分に置き換えて考えることも出来ないし…どんな結論にしろモヤモヤは残ったと思う中で、良い落としどころだったのかなという感じ。
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