フローズン・ブレイクのレビュー・感想・評価
全4件を表示
馬鹿がバカやってリアル脱出ゲームが始まる、いつものアレ
この手のリアル脱出系シチュエーションスリラーではとにかくストレス耐性が必須です。
今回も見事に苛々させてくれるので、そういう“お約束”を理解したうえでどこまで楽しめるかがポイントですね
内容は「Frozen (2010)」とほぼ同じ境遇で、大筋も全く一緒です。
こちらはロープウェイ&開始状況に恵まれているぶん、人間関係でのいざこざが多く自滅的。仲間たちの死因はほぼこれじゃないかってくらいで、ここが最大のストレスポイントでしょうね。
なので雪山スリラーを求めるなら「Frozen (2010)」を観る方がまだ良いです。
今作はもっとストレスを渇望する変態向け、上級者向けですね。
そしてジャンル自体に興味があるなら「Fall (2022)」をおすすめします
以下【ネタバレ】含む個人的な(変態視点の)不満点(☆-3.5)
①犠牲者の半分は落下死。これが絵的に地味。
1人目は高さアピールのためにあれで良かったけど、2人目はもっと工夫してほしかった。
しかも最も輪を乱すヒール役だったのにあっけなさすぎる最後。死体の描写もなくただ落ちただけで終わり。これじゃカタルシスもないよ…
②赤ちゃん。主人公は妊娠しているんですが、彼とは別れるつもりで産む気もないと冒頭で明かされます。まずそんな重い関係値でパーティ来るなよって話ですが(笑)、この赤ちゃん設定があまり活かされてない。
ラストガールとして根気を振り絞る際「赤ちゃんのためにも生き延びてやる!」ってストーリー、王道じゃないですか?
変な夢やら回想入れる余裕あるなら、そこをもっと丁寧に描いてほしかったよ…
③救助後もあっさり。
パイプ1本で解決しちゃうのもアレですが(笑)、ここでもストーリーの補完ゼロ。
「救助されました、やったね☆」の余韻すらなく速攻で撤収。
せめて一言ぐらい彼と会話交わさせてあげても良かったのでは…。
(産む気なかったとはいえ)赤ちゃん守ったのに…
総括
見た目のゴアさ0、カタルシス消化不良、ストーリー中途半端&捻りなし。
B級好きとしても、どれか一つぐらいは頑張ってほしかったです。
雪山、ロープウェイと素材の良さにはワクワクしたんですが、結果的には雑に消費された感じで終了。
うーん、残念
誰も見ないと思うが、金払って見る映画じゃ無いと思うよ。
ロシア人と思しき演出家が
ロシアVSウクライナの争いをデフォルメして描いた。
スゲ~自虐的何だけど。
ロシア人っぽい白人が演じている訳だが、あと、30分もどうやって緊張感を煽るのか?それだけ。
精々、1月1日だけの話にすれば良いと思うけどね。
イルクーツクに1月1日に行った時、花火が綺麗だった。花火は咲いていたけど、寒いので誰も見ていなかった。この映画のようにね。
そもそも怖がらせるだけの映画だから救助がやってこない・・
ゴンドラの宙吊り事故、パニックになった乗客は次々に死んでゆくロシアのスリラー映画。
ロープウェイの事故はたまに耳にするが宙吊りならまだましなのかもしれない。昨年の5月にイタリアのモッタローネ山(1,492m)のロープウェイでロープが切れてゴンドラが落下、乗客15人の内助かったのは5歳の幼児(重症)だけだった、コロナ禍で暫く運休していたらしいが原因は未だ明らかにされていない。高所恐怖症の人は端から観ないと思うが怖い映画でした。
そもそも怖がらせるだけの映画だから救助がやってこない設定を考えたのでしょう、大晦日の夜、運航を断る係員を買収して臨時運行・・。上手いのは軽い停電で一回ジャブを噛ませてから本命の宙吊り、誰もすぐにまた動くと楽観するでしょう。
煮え切らないカップルの恋愛話を絡めたり自己中の情けない男の傍若無人ぶりで気を揉ませるが作りすぎたキャラクターにも思えます。
結局、無駄に死人を増やすのは、事故も怖いけど理性を失った人間の方がよっぽど怖いのねというお話なのでしょう、わざわざフィアンセを地上に残したのはミスロシアが助かるのは半ばお約束と読めてしまうがあの状況で凍死しなかったのは奇跡に近い・・。
それなりに楽しめたけど日本語の煽り文句がひどい
この映画、わりとリアルだなと思った。
最初からキャラクターの性格がパニック時に増幅され違和感がない。
違和感があるとすれば、
・最初の方のシーンで落ちたような古いゴンドラが(遺体みたいなものも!?)放置されてる所。なのに何年も使ってないような設備じゃなくて普通に営業してるじゃん!ってところ。
・さらにあとから来るスキー客に係員が故障だから別のラインにいけと言った先のゴンドラは新しいくて、古いものとの格差が大きすぎるところ
・ゴンドラの故障と係員の遺体の発見遅すぎるところ。あの係員二人が一番ポンコツで日本だったらあり得ないけど、ロシアだからありえるのかなぁと思ってしまった(笑)
スマホ全盛の時代に電話としてなんの役にもたってなくて繋がらないシーン多かったけど、そこは山だと良くあるね。
ラストシーンはちょっとイマイチだなぁ。
まぁ助かったか助からなかったかをあやふやにしてるんだろうけど、もうちょっとカタルシスほしい。
一番違和感あったのは、ポスターの日本語の煽り文句。『極寒の密室、仲間は全員敵』…
ちゃんと映画見て煽り考えたのかなぁ?そうだとすると酷すぎる。全く見当違い。
極限状態のパニック映画なんだから、全員敵とかそんな単純な話じゃないでしょ?恋人同士や女の子同士は助けようとしてたでしょ?
前から洋画が日本に入ってくるときのタイトル改変は内容にそぐわずひどいと思ってたけど、この映画は煽り文句が一番酷すぎた。
全4件を表示

