「テレビで十分」見えない目撃者 じきょうさんの映画レビュー(感想・評価)
テレビで十分
題名は秀逸。
吉岡里帆のめをぱっちりあけてあさっての方を見る演技もいい。光に反応していない事を強調して欲しかったけど、
盲導犬のパルも頑張った。
犯人は、どこかで同じようなことをやってませんでした?
以下ネタバレ(見た人と、今後見る予定のない人向け)
しかし
警察、刑事たちはアホすぎ。視覚障害者が自殺未遂をして精神科に通っていることだけで、幻聴だろって片付けるし、
そもそもの盲目になった事故のきっかけがアホだわ。あれは、後の伏線ではないかとおもっていたら・・・。
出来れば、もう少し優秀な警官だったことを見せたかったなあ・・・。
1番あかーんのは、トモロウ刑事も大塚刑事もナゼ危険な場所に一人で行くかなあ。死亡フラグじゃん、
ついでに一般市民まで突入するし、普通ないよ?高杉くんも吉岡里帆も犯人にボコボコにされるけど、殺されはしなかった。無理をするからそんな展開になるんだ。せめて、突入しなくてはならない理由を作れよ、
編集されたのかもしれないけど、唐突な犯行現場判明、現着に車で賑やかに乗り込むとかありえなさ過ぎて😅
吉岡里帆のことでも謎なのは、匂いに対して鈍感なこと。
アルコールの匂いよりも、血の匂いや汗の匂いの方に反応すべきではないの?
少なくとも殺人が起きている場所に行けば、普通の人でも匂いで分かるはず。
視覚障害者にとって、暗闇こそがアドバンテージのはずとばかりに、停電にするのだけれど、生かしきれていない。
後半はグロい場面もあるけど、全体に予定調和的な流れで、ハラハラ感は緩いかな。
テレビでワンクールかけてやって、特番で盲目デカとして再雇用されて活躍するとかでも良かった。
強く殴られたりして目が見えるようになるとか、トラウマの処理もあれば、このご都合主義的展開も徹底していいのに。