「フェイク」シライサン Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
フェイク
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原作既読
友人が目の前で何かに怯えながら死んだ女子大と、弟が電話の向こうで何かに怯えながら死んだ男子大学生が、その異様な死に際と死因に疑問を持ち調べていく話。
死因は心臓麻痺だが眼球が破裂、しかも何かに怯えながらの突然死という異様な死に方に違和感を覚えた兄が調べると、他にも同様の死に方をした人がいることがわかり、そこに居合わせた女性と協力して追って行くストーリー。
怪談として話をされている時は良かったけれど、いざそれがでてきたら、気持ち悪さはあるものの何だかちょっと滑稽であまり怖さは感じない。結構出番早いしね。
監督・脚本が原作者なだけあって、概ね原作に沿ってストーリーが展開していくけれど、何だか妙に空気感で明るくて怖さが減衰。
シーンの切り替わりにぶつ切り感もあったし。
ストーリーが結構駆け足で、原作を読んでいたから補完出来たけどちょっと判り難いし、原作を読んでいたから意外性は無いし、既知が良いのか悪いのか…。
貞子や伽椰子と比較される様な口コミがあるけれど、シライサンはそのキャラ自体に曰くはないし、そのキャラの怖さが面白い訳ではないから、それを期待すると中途半端に感じるかも。
エンドロールやその後に映像はないけれど、エンドロールをよく見るとちょっとオッ!となった。
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