劇場公開日 2020年8月14日

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「すれ違い交錯する恋愛模様」思い、思われ、ふり、ふられ みかずきさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0すれ違い交錯する恋愛模様

2022年9月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

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楽しい

やはり、浜辺美波にはラブストーリーが良く似合う。キミスイ以来、イマイチだった彼女の良さが久々に十二分に発揮された作品だった。本作は、4人の高校生が織り成す、すれ違い交錯する恋愛模様を描いた正統派の青春ラブストーリーである。

義理の兄弟である朱里(浜辺美波)と理央(北村匠海)、由奈(福本莉子)、由奈の幼馴染・和臣(赤楚衛二)は同じマンションに住み、同じ高校に通っていた。高校生活を過ごしていくなかで、4人は知り合い交流を重ね、次第に、由奈は理央に、朱里は和臣に惹かれていくが、様々な事情から、自分の気持ちに正直になれず、お互いの想いは、すれ違い、なかなか噛み合わなかった・・・。

4人の男女のラブストーリーとなると、ドロドロとした愛憎劇になりがちだが、そうはなっていない。4人の境遇、性格を巧みに変えることで、4人のキャラ、恋愛観が異なっている。また、男同士、女同士の友情もしっかり描いている。同性の友情と異性との恋愛の板挟みという青春時代に誰もが経験する設定であることも奏功している。これらの相乗効果で青春群像劇のような雰囲気を持った作品に仕上がっている。

朱里と由奈の組み合わせが良い。恋愛に奥手で何事にも消極的な由奈、積極的で社交的だが、周りへの気配りで本当の自己主張ができない朱里。福本莉子は、由奈の心の機微と成長を素直で無心な演技で表現している。浜辺美波は、これまで培ってきた幅広い演技力で朱里の複雑な想い、懐が深そうで実は純粋な心情を巧みに表現している。

理央と和臣の組み合わせも負けてはいないが、何といっても、理央と朱里の組み合わせが抜群である。外見は粗野でぶっきらぼうな感じだが純粋な理央と、理央への想いを抑えて周りのことを優先させてしまう朱里。キミスイ以来の共演となる北村匠海と浜辺美波の持ち味が最大限に活かされている。

キミスイから3年目の共演。二人の役者の成長をこれからも見守っていきたい。

みかずき
りかさんのコメント
2022年9月16日

こんばんは、なるほど仰る通りですね、
浜辺美波さん、キミスイ○、約束のネバーランド✖️、何かゾンビがたくさん出てくる作品✖️、これ○、と勝手に付けました。
やはり、どこから出して来るのか?と思う言葉と文章での解説ですね。
福本莉子さん、この作品は、見た目も演技も惚れましたが、主役で別の青春物に出ていましたが、私はもひとつでした。
この作品の方がキラッキラッとなっていました。赤楚衛二さんも凄い人気らしいですね。北村拓海さんは貫禄!

りか