劇場公開日 2020年8月14日

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「思わず胸キュン必至。切なすぎる青春恋愛群像劇!!」思い、思われ、ふり、ふられ 門倉カド(映画コーディネーター)さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5思わず胸キュン必至。切なすぎる青春恋愛群像劇!!

2021年1月3日
PCから投稿

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【賛否両論チェック】
賛:高校生達のあまりに切ない恋愛模様が幾重にも描かれ、観ていて思わずキュンキュンしてしまう。主題歌も魅力。
否:恋愛コミックの世界観なので、そもそもの設定やストーリー等の現実感はほとんどなく、かなりのご都合主義。

 ・・・ゴメンなさい、まず率直に、
「高校生の恋愛なんて・・・もっと自由でイイのに・・・」
と感じてしまいました(笑)。いつも周りの空気を読んで、相手の気持ちを考えて、時に自分の気持ちを押し殺す。勿論それ自体は、その場に馴染んで生活していくために必要なことかもしれないけれど、それでもやっぱり
「みんな・・・優しすぎるなあ・・・」
と思ってしまいます。それぐらい、高校生なりに切なすぎる恋愛が描かれています。
 それはうがった言い方をしてしまうと、まるで画に描いたような設定と展開で、ある種現実味がほとんどない世界観といえるかもしれません。4人が4人共、それぞれの片想いに悩んでいく様子なんかは、さすが恋愛コミック原作なだけありますね。
 そして何といっても、主題歌がメッチャステキです。まさかのOfficial髭男dismの「115万キロのフィルム」という、映画との反則のような合わせ技ですね!(笑)
 前述の通り、恋愛コミックの世界観に好き嫌いはありそうですが、眩しいくらい真っ直ぐな青春にキュンキュンしたい方は、必見の作品といえそうです。

門倉カド(映画コーディネーター)