「色々ミスマッチ感」思い、思われ、ふり、ふられ Masuzohさんの映画レビュー(感想・評価)
色々ミスマッチ感
自分はこの映画のターゲット層では
無いのはわかっていますが
せっかくのメンズデーで他に見る映画
無かったので観賞
浜辺美波は「屍人荘の殺人」
北村匠海は「サヨナラまでの30分」以来かな
感想としては
さすがに少女漫画原作をそのまま
実写でやろうとしすぎて
異物感満載のままヤマもなく
ダラダラ終わっていってしまった感じで
映画として観るとしんどかったです
これは偏見と思われても仕方がない
ところですが自分は少女漫画って
偶然性なんでもござれの超展開重視で
登場キャラクターは初期設定だけで
深みはそんなになく直情的
という作品が多い気がします
オチよりその過程を楽しむ感じ
プラモデルを完成後より作ってる間のほうが
楽しいみたいな
この作品も義兄弟姉妹や幼なじみなど
どこか憧れてしまいそうな設定から
親の再婚だ離婚だの超展開の中で
兄弟同士で好きになってしまうなどの
立場を苦しむ姿が描かれます
これらは漫画だとまだいいんですが実写で
やるとなんとも違和感があります
そもそも高校一年生というまだプラトニックな
感情で動く制限の大きいキャラを20歳前後の
役者がやるのは難しそうに見えました
でも監督はそのまま好きなように演じさせていた
感じでいよいよコスプレにしか見えなくなってきます
作中で学園祭でコスプレ企画してますが
もうコスプレしてるじゃんと突っ込みたくなりました
だったらいっそ16歳くらいのリアル高校生を
起用するくらいのトライがあってもと
何よりこの作品アニメ版も直近でやるようで
その宣伝が前後で流れていました
確かにコロナでアニメ版が先に公開される予定だった
ようですがそれでも2ヶ月くらいしか空かずに
別メディア版を上映ってのも
雑なメディアミックスだなぁと思ってしまいます
役者目当てで観に行く人もいるでしょうが
北村匠海も冒頭はカッコよく見せるシーンを
入れてあるんですがだんだんそれ忘れてる感じ
最年長の赤楚衛二が1番高校生っぽく見えた不思議
いやそれでも高校一年生ってのはさすがに
全体的にこれでいいのかなぁって感じでした