「静かだけどリアルな青春映画」思い、思われ、ふり、ふられ なっつぅさんの映画レビュー(感想・評価)
静かだけどリアルな青春映画
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見終わった時にはどちらかというと地味な映画だったかな、という印象でした。
ただ、そこがよかったとも思う。
少女漫画原作にありがちな誰かの死とか壁ドンとかみたいなわかりやすい非現実なキュンキュンシーンとかなかったのもよかった。
高校生の恋愛だけじゃなく内面の悩みや葛藤、成長がとてもリアルに描かれていて、自分もこんな経験したなって感情移入しながら見ました。
家での自分の立ち位置考えて空気読んで我慢したり、自分なんてって恋に臆病だったり、親に自分の大切なもの捨てられたり…1人のキャラだけじゃなくそれぞれのキャラに共感して、友情に涙してしまいました。
キャストも原作読んでましたがとてもあっていたと思います。
とくにゆなちゃん和くんですね。
まだあまり知らない女優さん、俳優さんでしたがよかったです。
ゆなちゃん、ぴったりでした。目線、しぐさ、声どれをとっても原作のゆなが浮かびました。
和くんの少し天然でつかみどころのないところもよかったです。後半から彼にスポットがあたるところは引き込まれました。
静かな優しい映画でした。
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