ブリット=マリーの幸せなひとりだちのレビュー・感想・評価
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厳密にいうと、独り立ちはこのあとだ。
堅実に生きてきてそれを良しと信じていたブリットマリー。だが、それはあっさり崩れ去る。やけくそのように知らない土地に職を見つけて家出をするブリットマリー。本音をぶつけてくる子供たちと土地の人たちになじむうち、自分が自分の人生を生きてこなかったことにやっと気づく。
こんな人は少なくないはず。
きっかけがなければ、薄々気づいていても心にふたをして生き続ける。悪くはないけど、どこかむなしい。
とはいえ、映画は押し殺した人生そのものも有意義だったことを示し、讃える。
どんな人でもどんな人生でもいいことはあるんだよな。
中年以降の人に見てほしい映画。
笑顔がやっぱり大事
いやー、よくもこんなに無表情でいれるなー。
何に不満なの?マリー。
旦那の浮気に気づいていたから?
こちらまで眉間にしわが刻み込まれる前に
抜け出してくれて良かった!
笑顔って、やっぱり大切ですね。
子どもから学ぶ大人ってところが良いな。
わたし自身も年の功ばかり主張しないで、
若い人とたくさん接して学ばなきゃ!
心の声
浮気され、新しい道を選ぶ。
展開がどんどん展開していく。
淡い恋とかも、いやいやって感じでスタートするし。
子供達の心の開き方とかも。
でも、伝えたいこととかは一応伝わってる気がする。
感情移入することはないし、
感動とかも正直思った以上に少ない
主人公の声がずっと聞こえてるが、
そこに常にヒントがある感じ。
悪くもないが、感動もしない。
なんとも言い難い感じでした
「存在」がテーマの物語
(家庭の中にいる)妻としての存在。(偶然に採用された)コーチとしての存在。(夫とは別の男性から声をかけられた)女性としての存在。そして、ひとりの人間としての存在。
自分はなぜここにいるのか。
わたしたちは自らの意思で人生を選択してきたようで、実際は家庭環境や過去からの惰性で「これが最善の選択だった」と自分自身を納得させているに過ぎない。
本当に人生を変えたければ、ポジティブな要因であれネガティブな要因であれ何だっていい。彼女は保守的なようで(要因は子どもの頃のトラウマに囚われていたのかも)、じつはとても柔軟で開放的な性格のようだ。
北欧の作品だからか、空がとても美しいと感じた。
世界観に説得力がある
示唆に富んだ作品である。
イギリス映画「Edie」(邦題「イーディ、83歳 初めての山登り」)の主人公と同じく、主人公ブリット・マリーの心の奥底にも少女がいる。彼女たちだけでなく世の中の人々がみんなそうだと思う。誰の心にも少年少女の魂が生き続けているのだ。肉体は歳を取っても魂は歳を取らない。長い年月で心に沈殿した見栄や自尊心をきれいに掃除すれば、10代の少女とも対等に話ができる。
一日ずつよ、ブリット・マリー、一日ずつよと自分に言い聞かせる。そうやって身の回りを綺麗にして片付けをする日々を過ごす内に、自分の人生も片付けちゃったのよと話す主人公は、還暦を過ぎて漸く自分の人生と向き合うことになる。
人間は食欲と性欲と承認欲求の動物だ。サッカー少女も自分たちの存在証明をしたいと語る。一日一日を後ろにうっちゃって生きているようなブリット・マリーでも、自分の一日が無駄な一日ではないと感謝されたかった。Todoリストに線を引くだけの毎日は、過去を忘れるために有効でも、承認欲求は満たされない。私の人生はどこにあるのか。
覚和歌子作詞、木村弓作曲・歌唱の「いつも何度でも」は、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」の主題歌として有名だが、むしろ本作品に合っている。
はじまりの朝の静かな窓
ゼロになるからだ充たされてゆけ
海の彼方にはもう探さない
輝くものはいつもここに
わたしのなかに見つけられたから
最後の朝、ブリット・マリーには3つの選択肢がある。夫の元に戻るのか、サッカーチームの練習に行くのか、それとも他の場所に行くのか。原題の「Britt-Marie var her」はラストシーン近くに印象的に使われる。落書きではなく存在証明なのだ。生きている自分。ここにいた自分。どこかに行こうとしている自分。どこにでも行ける自分。心は既に決まっている。身体の奥から湧き上がるエネルギー。輝くものは自分自身の生命そのものなのである。無表情だったブリット・マリーの顔に豊かな表情が戻ってきた。
映画としては小品だがよく纏まっていた。象徴的な言葉が鏤められていて、世界観に説得力がある。ブリット・マリー役の女優さんは名演だったと思う。
少年サッカー映画
ある主婦の日常を描いた作品と思いきや、サッカー少年たちとの交流で自分を見つめ直す?的な物語でした。にしても、少年たちは諦めない心。主婦は???
こじつけ感が凄いと言うか違和感ありありの物語で期待を見事に裏切られました。主人公も、さほど魅力的ではないし。非常に残念な作品でした。
何歳になっても成長出来る!
60才を過ぎても成長が出来るストーリーがなかなか良かった。
旦那の為に人生を投じたクソ真面目な主婦。旦那の浮気が切っ掛けで田舎で一人暮らしをする展開。
生活の為に少年サッカーのコーチになるんだけど、サッカーなんて知らず。
子供達に色々と学びながら自分を見つけ出す展開のほのぼの感が良好。
1日、1日を大切にすると言うメッセージが心に残る作品。
自分も少年サッカーのコーチをしてたので、その部分にも期待てしまったけど、そこは残念だった印象。
コメディータッチの音楽がストーリーをほのぼのとさせていて心地良い。
上映時間が90分と短目なんだけど、上手く纏まっていたと思います。
警察官との関係がイマイチ満足出来なかったなぁ( ´∀`)
まずは一日ずつ
63才、目の下のクマが目立つブリット=マリーが、どんどんキュートになっていくのが、ホントにすごい。
自分を愛してくれる人がいることが、どれだけ人を変える力になるのか!
それにしても、一つのことを、例えばお掃除とか、それだけでも得意なことがあれば、見てくれる人にはわかるんだな、そのひたむきさが。
「誰かがドアを叩いても、それが君であることをずっと願うよ」
なんて、素敵なメッセージなの!
短い会話で、無言の映像の補足をしていく手法が素晴らしい。
どのキャラクターにも、無駄なく役割があり、とても素晴らしいと思いました。
気分は良いけど…。
マリーの行動力にはすっきり気分が良いけどサッカーネタとかちょっと無理がありすぎでは。子供たちや周りの人たちとの絡みも描き方が浅すぎて流してるような展開がのめり込めない。北欧らしくオープニングもエンドロールもおしゃれだっなー。
行動早いです。
予告編でも見たシーンからの行動が早くてビックリ(゚o゚)/
サッカーのコーチにもビックリでしたけど、頑張りました。
ラストは、まるで勝ったかのようにみんな大喜び(≧∇≦)b
黄色の女の子さすがです。
楽しい作品でした!
オヤジはポンコツだったということ?
専業主婦歴40年、日々ルーティンで神経質な程にカチッと家事を行う63歳の主婦が、夫の浮気を知り家を出て、何故かユースサッカーチームのコーチになる話。
年齢や経験から、出来る仕事として唯一紹介された、ボリという田舎町のユース私設の管理人兼サッカーコーチを引き受けるという展開。
サッカーなんて何も知らないおばちゃんが、10歳のこどもたちにサッカーを教え…って、違う視点からの指導でメキメキでもないし、こどもたちの考え方が変わってでもないし、なんならライセンス問題は放置だし。
少しガチガチの神経質さはなくなったし、コツコツやっていたし、メインはブリット=マリーとはいえ、何もないのにハッピーエンドになってしまって、あまり響かなかった。
#50 人生の楽しみ方
夫の浮気がきっかけで人生をやり直すことを考えられたんだから、ブリット・マリーは浮気相手に感謝しなくちゃね。
日本にもこんな主婦はいそうだけど、サッカーのコーチをやる人は少なそう。
残りの半分の人生をブリット・マリーが幸せに過ごせますように。
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