「「鋭意制作中」それだけで…」ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 永遠と自動手記人形 澤木正克(アンギラズ)さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0「鋭意制作中」それだけで…

2019年10月3日
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救われます。
ありがとう、それ以外に言う言葉が見つからない。
外伝、そのものも素晴らしかった。
原作(ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝)には無いテイラーのその後が描かれてましたが、下手をすると蛇足になりそうなお話(原作が美しすぎたので)をここまで素晴らしい映像作品に仕上げたのは流石としか言い様が無いです。
元“武器”のヴァイオレットは実は原作では結構アクション多いです。
今回の作品の原作となった「外伝」でも最後のエピソードではカトレア、ベネディクトと共に大暴れしています。が、京都アニメーションさんのアニメではテレビ本編もあわせても、戦闘シーンは殆どありません。
それはともすれば原作のヴァイオレットと言うキャラクターの魅力を殺す事にもなりかねないのですが、それをこんなに美しい作品に仕上げるバランス感覚、本当に素晴らしいと思います。
次回作の完全新作、1月公開から「鋭意制作中」と変更されましたが、これだけでも本当に救われます。
京都アニメーションも動き出したんだなぁと…
亡くなられた皆様には御冥福をお祈りしますと同時に、ちゃんと作品は受け継がれてるし火は消えてないですよ、と言うとをお伝えしてどうか御安心下さいとお伝え出来れば…と思います。
残されたものは辛いですが頑張るしか無いですね。

澤木正克(アンギラズ)