「色々な意味で悔しさが残る作品」名もなき生涯 sallyさんの映画レビュー(感想・評価)
色々な意味で悔しさが残る作品
本作品、去年より大変に楽しみにしていました。
ここ数年、第二次世界大戦のドイツモノが毎年何だかの形で上映されるのを楽しみにしています。
本作品、戦争のシーンがない戦争映画であり、邦題のタイトル通り、名もなきひとりの何でもない人の人生に関しての映画・・・・
大変に素晴らしく、秀作な作品ですが少し長いかな・・・・
全編を通して、静かに話が進んで行きます。
最後は、やはり、悔しいな・・・・・信念も大切ですが、家族も大切・・・・・主人公の生き様に感銘するのと同時に、残された家族が可愛そうにも感じる・・・
やはり、戦争は何も生まれません・・・・・・
本作品、テレンス・マリック監督作品ですが、明らかに彼の最高傑作になるんじゃないですか・・・・
しかし、実話なんで、お話の全編が真実なんだろうが・・・・日本でも世界で、何の罪のない人が殺された訳ですが、本当に彼らの死に意味が有ったのか・・・・また、彼達は生まれ変わる事が出来たのか・・・・大変に悲しい作品の1本です。
余談ですが、舞台となるオーストリアの山の上の村なんですが、大変に綺麗な場所で、雲が低く、一度行ってみたくなる。
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