「すぐそこにあるスラム」レ・ミゼラブル 克晴さんの映画レビュー(感想・評価)
すぐそこにあるスラム
作中の文字や台詞がフランス語でなければ、アフリカの貧困国の話にしか見えない凄まじい治安の悪さ。
おシャンティなフランス・パリのイメージはカケラもなく、終始暴力と貧乏の連鎖。まさに無情。気持ちが落ち着く暇がなく、観ていてめちゃくちゃ疲れました。
パラサイトとパルムドールを争ったとのことで、個人的にはシリアスなこちらの方が好きですが、話がやや単調なので、多重構造でユーモアも取り込んだパラサイトに軍配が上がったのはまぁ分かるかなと(ただアカデミー賞までなるとそこまでかぁ?とは今でも思いますが…)
しかしこういう題材の良作が次々出てくるってのは、見応えがあって嬉しい反面、世界はどこいくねん…という不安も滾りますねぇ…
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