「格差社会は、なぜ成り立つのか?」家族を想うとき ミミハウスさんの映画レビュー(感想・評価)
格差社会は、なぜ成り立つのか?
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主人公と同じ、フリーランスとして働いている人には、ぜひ見てもらいたい映画。
格差社会と聞くと、一部の富める人達が、まじめに働いている人達から搾取している、ピラミッド構造を思い浮かべる。
この映画を見ると、格差問題の本質は、ピラミッドのような構造ではないことが分かる。
問題の本質は、社会的無関心。
タイトルの原文は、宅配の不在票に掛けてあると、解説して下さった方のコメントを読むと、社会に対して、埋没してしまった人の声を代弁したタイトルに聞こえる。
「確かに私はここにいたんですが・・」と。
そんな映画にも希望を感じる。
息子のセブは、両親が大変な思いをして働いているのに、問題ばかり起こす。
落書きで捕まり、喧嘩で停学になり、万引きで捕まる。
全てわざと。
お父さん、大事なことを忘れているよ。と伝えるために。
やりきれないラストだけど、この家族なら大丈夫と思いたい。
この映画には描かれていないけど、今はYouTubeなどで、質の良い情報を誰でも手にすることができる。
情報を手にすることが、とても大事であり、希望でもあると思う。
質の良い情報をシェアすること、シェアしてくれる人を有料コンテンツなどに入会して、応援すること。
今はとても良い時代だと思う。
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