「失われた日々。」家族を想うとき bashibaさんの映画レビュー(感想・評価)
失われた日々。
現在は5月4日。この映画を観たのが3月6日。当然のことながら、今現在、殆どすべての映画館は閉館しています。恰も現実の世界に起きる出来事全てが、SF不条理劇に起きる出来事のようです。まさに悪夢です。まるでスタンリー・クレイマーの往年の傑作「渚にて」の再現のようです。通常であれば、レビューを書くとき、「父親は何処へ行った」などと題して、この映画の抱える問題点をあげつらって、あれこれ批判していたのでしょうが、今はとても批判する気になれません。映画館で映画を観るのはカネがかかりますが、当たり前のように映画館に行けるということ自体が幸せな行為であったのだなぁ、と思い返しています。
さて、コロナが収束した後、そのとき、一体、どのような社会になっているのでしょうか。もしかして、映画館は漸減して、ネット配信が主流になっているのかもしれません。まぁ、仮にそうなったとしても映画自体が消滅するわけではないのですが、しかし・・・。
コメントする