「これが人生だなんて想いたくない。」家族を想うとき こたさんの映画レビュー(感想・評価)
これが人生だなんて想いたくない。
クリックして本文を読む
今年最初の映画。
新年一発目がこんな憂鬱な気持ちにさせられる映画だなんて。
とにかく上手く行きません。
何もかも上手く行かない。
お父さんが藁をも掴む思いで始めた宅配ドライバーも
お母さんが限界を感じながら続けてる訪問介護も
お兄ちゃんの反抗期による親子関係も
唯一の救いは妹の純粋さですかね。
でも、その妹もストレスで大変なんです。
映画の流れが、
小さな希望の光が見えた!→やっぱりダメでした。
の繰り返しなので、どんどん憂鬱になっていきました。
社会情勢で持っていた家も、上手くいっていた仕事も失って家族との関係も悪くなってもう辛くて辛くて。
舞台はイギリスでしたけど、日本や世界のどこでもあり得る状況だと思います。
というより自分がこの映画のようになっても不思議じゃないと思わされたのがより見ていて辛かったです。
確かに、土俵際いっぱいになった時には家族が団結したり仲良くなったりしますけど、それだけじゃどうしようもない。世の中甘くないんだよって言われてる気がして凄く刺さりました。
ちょっとトラウマになりそうな映画だったので、おちゃらけハッピーな何にも考えなくていい映画見て回復したいと思います。
コメントする