「ボトラーになって叶えたい夢」家族を想うとき 己ンジャー(次男)さんの映画レビュー(感想・評価)
ボトラーになって叶えたい夢
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不況の世に揉まれながらも金銭的な潤いを求めて過酷な労働環境の職に身を移し、日々の暮らしにズレが生じてほころび始める家族を追い込む(どこかの国の厳しい現実社会で今この瞬間にも実際に起きてそうな故にいちいちが身につまされる)エピソードの数々が、観る者の身を削り、腹にのし掛かり、話を飲み込んだ胃をもたれさす。だがそのリアリティの高さが良い、それだけ腹にこたえるところが良い。
最初の印象とは異なり案外頑張るお父さん、反対に落ち着いた野太い声のわりに案外年相応に未熟な粗も見せる息子君、かつての家族の温もりを求めて自分なりに葛藤する幼き娘ちゃん、理不尽な態度の老人たちにも普段から甲斐甲斐しく尽くし培われたお母さんの忍耐力をも一気に吹き飛ばす1,000ポンド(14万円強)という破壊された携帯端末の賠償金に、その命運を左右されそうな一家と、そんな格差の下層で悶える諸事情を抱えた労働者家族らと対峙するために常にバリアで結界を張る能力者 自称聖人マロニーちゃん(これ書きたかっただけだろ!👋🏼)。
嗚呼、皆が幸せに回る社会なんて この世には決して実現させられないんだな‥そういう資本主義の現実を再確認されられますし、幸せな気分にもなれないし観る時も選びますけど、愉快でない実情を描いた硬く厳しいドキュメンタルな内容は〜嫌いではないです‥ と他人事みたいに終わらせずにお前も頑張れよ‼️🤨👋🏼と。
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