「じわじわと…自覚させられ…疲弊」家族を想うとき SHさんの映画レビュー(感想・評価)
じわじわと…自覚させられ…疲弊
まさにケン・ローチの現代ドラマで、非常につらかった。
今回の内容は、自らにも関わるようなことばかりで、じわじわと圧を受けられている実状を目の当たりにさせられ、自覚させられ、見終わってからもずっと疲れたままだ。
いわゆる映画音楽なるものは一切ない。ストーリーテリングや展開はシンプルで、過激でもないし劇的でもない。しかしながら、作品への興味というか集中力はこれまでにないものだった気がする。
ネット通販のこと、仕事のこと、家族のこと…何かしら心を揺さぶる事柄が秘められているはず。
イギリスのことながら、これはまさしく紛れもなく悲しい現代社会であり、見ていてつらい。日本にケン・ローチがいなくてよかったかも…
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